STORY
千葉ロッテマリーンズの小島和哉選手
++ Introduction ++
今年でプロ5年目となった千葉ロッテマリーンズの小島 和哉選手。
2023年のご自身の活躍について序盤は好調だったものの
途中、不調な試合も重なったとのこと。
しかし最終戦、この試合に勝てば2位、負ければ4位という
大事な局面で勝利を収めることができたため
『終わりよければすべてよしではないですが、
良い形で終われたので良い一年だったかな』と改めて振り返り
お話ししてくださいました。
一年の中でも最もきついのは夏場。
湿度や気温でコンディション的にキツくなってくるため
不調になりやすかったそう。
さらに年間143試合を行い、
同じバッターと対戦する回数が増えるため
小島選手がどんな球種を投げてくるのか研究され
どんどんと対戦が重なるたびに攻略が難しくなるとのこと。
なので、何年も活躍し続けるのは険しい道なのだとか。
そんな不調な時、ピッチャーによっては
メンタル的に次の試合に向けて、
すぐに切り替えることができる方もいらっしゃるそうですが
小島選手の場合は性格的にも
切り替えるのが上手い方ではないとご自身を分析。
そういった不調な試合後はメンタルの切り替えよりも
打たれた試合を改めて見て、
何が悪かったのか書き出すようにしているそう。
『吉井理人監督が投手コーチの時に
僕もお世話になっていたんですが
その時に毎回、試合が終わった後に
反省会っていう感じでやっていたやり方を今でもやっていて。
そのほうが自分は頭の整理をしやすいので
何が良かったのか、悪かったのかを書き出して
とりあえず同じ失敗は次投げる時にしないようにしよう
というのは心がけているんですが・・・
同じ失敗をするので訳わかんないなっていう(笑)』
さらに今年を振り返ると、お客さんの応援の力を感じた一年だったそう。
試合中にかけられる観客席からのファンの方々の声援も
小島さんはよく聞こえているとのこと。
試合中、基本的にはバッターの側の応援がメインとなるため
小島さんが投げている時は相手の応援が大きいそうですが
だからこそ、なおさら自分のチームのファンの声は届いているそうです。
小島選手のプレーを支えていたのは
ファンの声援ももちろんですが、
試合のご褒美として食べていたスイーツも欠かせない存在。
『コンビニとか行って気にせずに
「これ美味しそう」とか。コンビニスイーツめちゃめちゃ食べます。
プリンとか、クレープとか、
あとは抹茶が好きなので、抹茶のケーキとか見つけたら
すぐに手が伸びちゃいます。』
++ Until now ++
小さい頃から走るのも速く
スポーツは得意だったという小島さん。
小学校2年生の頃から野球を始め、
並行して水泳もされており
水泳では選手コースでバタフライの選手だったとか。
その後、野球一本に絞り練習を続け、浦和学院への進学。
高校2年生の春には、甲子園大会で優勝を果たします。
その時、小さい頃からの夢だったプロ野球選手になれるのかなと
少し思い始めましたが、
実際、当時の練習がキツすぎてプロを目指すというよりは
一日一日頑張ろうというモチベーションで練習をされていたそう。
強豪校だったため、当時は年末年始の3日間だけ休みで
それ以外はキツイ練習の日々だったとのこと。
『コンビニに行くことすら珍しくて
やった!行っていいんだ!みたいな感じでしたね。(笑)
でもその時はスイーツ食べられなくて
洗剤を買いに行ったりしていましたね。』
大学でも野球を続け、
現在はプロ野球選手として
千葉ロッテマリーンズでご活躍の小島さんですが
そんな千葉ロッテマリーンズの応援は
12球団で1番の応援だとお話ししてくださいました。
『千葉ロッテマリーンズで使っている応援歌が
そのまま高校野球の応援歌としても使われていますし
あとは歌詞をしっかり聞き取れる。
あの人数の応援なのに歌詞が
しっかりと聞き取れるっていうのはすごい。
あと、相手チームの球場に行った試合でも
その球場がホームのチームのファンの方が多く、
ビジターだとちょっと区画が小さいのですが
その区画に合ってない声量というか、
ファンの方が、ビジター感があまりない状況を作ってくださるので
すごく選手の背中を押してくれるような感じだと思います。』
++ Right now ++
オフの日は自宅にこもっていることが多いという小島さん、
家にいても野球のことは常に考えているとのこと。
リフレッシュ方法として外に出ることもあるそうですが
ご自宅では趣味でお香を炊いているそう。
それまではあまり趣味がなかったそうですが
お香を教えてもらってからは調べるようになったり
色々試されているとのこと。
『教えてもらった最初は「お香?!」ってなったのですが
意外と匂いが違うし、「ふぉわん」って感じがするので
落ちつきます。』
今回、小島さんがセレクトしてくださった曲は
「Off The Record / IVE」。
たまたま聞く機会があり、そこからIVEにハマった小島さんは
ライブにも行かれたそうです。
今ではほとんど曲を聴くときは「IVE」なんだとか。
プロ野球選手と「音楽」というと、登場曲。
選手によってそれぞれこだわりがあるとのこと。
『自分の好きな気分の上がる曲っていうので
みんな選んでいます。
毎年、変えてもいいですし、1試合1試合変えてもよくて。
僕はあまり調子が良くない時とかに
気分をリフレッシュさせたいと思って一気に変えちゃえと思って
変えちゃう時もありましたし、
他の人は奇数打席はこの曲で、偶数はこれでとか
一人一人違って、そこも面白さですね。』
++ From now on ++
千葉ロッテマリーンズの今年1年間の裏側に密着した
ドキュメンタリー映画
「MARINES DOCUMENTARY 今日をチャンスに変える。」が
12月29日に公開されます。
試合だけではない、普段は見られない
選手たちの素顔や葛藤などがスクリーンで見ることができるとのこと。
ぜひチェックしてみてください。
『基本的には試合のプレーをファンの方には
見て頂きたいですし
打った、勝ったっていう喜びも味わってもらいたいですけど
見せるものではないですが、そこに行き着くまでには
こんだけたくさん練習をやって、話し合いもしてっていう
裏側も見てもらって、よりロッテも好きになってほしいですし
他の球団も「こういう感じなのかな」っていって
興味を持ってもらうのも嬉しいですので
そういう感じで見ていただけたらなと思います。』
小島選手の来シーズンに向けての目標を伺いました。
『僕はたくさん回を投げたいっていうのを目標にしていて。
今のプロ野球は1年間で143試合なんですけども
×1試合9イニングなので,
自分のチームの守るイニング数っていうのは計算すると
1000イニングくらいあるんですけど
そのうち、できるだけ1イニングでも自分が投げることができれば
他のピッチャーの負担も減らせますし
そういうところでチームに貢献したいなとは思っています。
僕は160イニング近く投げられたので
それでももっとたくさん投げたいなという気持ちが強いので
170イニング近く投げられるように頑張りたいなと思います。』
最後に、これからさらに野球界を盛り上げるため、
今後も、ラジオなどメディアなどに出演し、
試合以外でも野球を知らない方に
少しでも興味を持ってもらえるよう
頑張っていきたいとお話ししてくださいました。
ON AIR LIST
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STANDING NEXT TO YOU / JUNG KOOK
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GOT TO KEEP ON / CHEMICAL BROTHERS
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OFF THE RECORD / IVE
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SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN / HARRY CONNICK,JR.
ナビゲーターのトークコラム的コーナー「イチカワカオスモス」では
リスナーの皆さんから届いたメールをご紹介!