EVERY SATURDAY
8:00 - 12:00
2017.4.1
記念すべき第1回は、ノーナ・リーヴスのフロントマンとして、そして「プリンス論」「ジャネット・ジャクソンと80’sディーバたち」などの著者として活躍する西寺郷太さんのルーツを探ります。
今回は昨年末に急逝したスーパースター、ジョージ・マイケルからの影響を伺いました。
「群雄割拠の中、圧倒的な歌唱力とメロディ・センス、イギリス人ならではの黒人音楽の咀嚼と再構築を成功させた若きジョージ・マイケルこそが、“80年代“を象徴する音楽家となります。
ジョージの凄さはヨーロッパやアメリカで愛されただけなく、日本でも西城秀樹さんや、郷ひろみさんが「ケアレス・ウィスパー」のカヴァーをヒットさせたほどに、オリエンタルで濡れたメロディが書けたこと。中国での初ライブも歴史的でした。
ワム!解散後、ソロ・アルバム『FAITH』でグラミー賞、最優秀アルバム賞を獲得するなど、セールス、評価ともに頂点を極めた彼。
90年代以降は、よりパーソナルでタイムレスな音楽の創造の道を選びました。
白人でありながらラップでデビュー、アッパー、バラード、クリスマス・ソングからジャズ・テイストのアダルトな楽曲まで名曲を連打し、歌いこなしたジョージ・マイケルこそ、真の天才だったと僕は信じています。」