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2017.5.27
言わずと知れたアメリカ音楽界が誇る生きるレジェンド、バート・バカラック。1928年生まれ、御年89才の作曲家、音楽プロデューサーですね。半世紀をはるかに超える長~い長~いキャリアの持ち主ですが、なかでも60年代から70年代にかけては、作詞家ハル・デヴィッドとの名コンビで数々のヒット曲を生み出しました。
そんな巨匠の中の巨匠の魅力について語ってくれるのは、日本のAORシーンを代表するアーティスト、角松敏生さんです。
「小学生の時に偶然聞いた『雨に濡れても』がある意味、能動的に感じた洋楽の初体験だった。何故、良いと感じたのかはわからないけれど、本能的に大衆音楽のあるべき姿、歴史を含めてそういう全てのファクターを持つバート・バカラックの旋律に惹かれたのだろう。世界の名だたるアーティストたちがこぞって称賛しているということは後に知るのだけれども。人類学的見地から音楽を俯瞰した場合、白人的な教会旋律と黒人的なアニミズム的旋律の融合を好奇心という音楽家の本来あるべき姿で結実させたパイオニアであることは間違いなく。彼は今もって僕の教科書だ。」
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