2017.5.6

Hikaru ARATA（WONK）「D’angelo」

自らをエクスペリメンタル・ソウルバンドと名乗るWONKは、2013年にARATAさんの呼びかけから結成された4人組。昨年リリースされたファーストアルバム「Sphere」では、ソウル、ジャズ、ファンク、ヒップホップをベースにした世界水準とも評価される高い演奏能力で我々を驚かせました。
そんなWONKのARATAさんがリスペクトしてやまないアーティストが
D’angeloです。

「1998年～1999年にわたって制作され、2000年に発表されたアルバム「Voodoo」は自分にとって音楽的なバイブルの一つです。過去のファンクの流れを引き継ぎつつ、非常に革新的で発表から16年経った今聴いても常に新しい発見があります。J DillaやQuestlove、Erykah Baduなど錚々たるメンバーによって構成されたソウルクエリアンズが今作のプロデュースチームであるという面も興味深い点です。今作を初めて聴き衝撃をうけた当時中学生であった僕にとってこうした面々の名前がクレジットされたジャケットがきっかけで『次はこのアーティストの作品を聴いてみよう』というように色々な音楽と触れ合うことができました。そうした点でこの作品は僕にとってのバイブルでもあり音楽的なスタート地点でもあります。」