EVERY SATURDAY
8:00 - 12:00

JBL
DIGGIN' THE ROOTS

11:00 - 11:10

今の日本の音楽シーンをリードするミュージシャンたちが影響を受けてきた、
音楽のルーツにフォーカスする10分間。
世代・時代を超えた音楽の結び付きをテーマに、音楽の魅力を紹介するプログラム。

2017.6.17

平井堅「Chet Baker」

ウエストコースト・ジャズを代表するトランペット奏者であり、ジャズ・ヴォーカリスト、チェット・ベイカー。
憂いのある二枚目で、活動の黄金期である1950年代半ばには、マイルス・デイヴィスをしのぐ人気を誇っていたこともあります。その栄光と挫折を味わったドラマティックな人生は、ドキュメンタリー作品や自伝映画として映像化されました。そんなチェット・ベイカーの魅力について語ってくれるのは、平井堅さんです。

「トランペットももちろんなのですが、ぼくにとって彼の最大の魅力は『声』です。中性的とでも言うのでしょうか、一聴しただけでは、男性の声なのか、女性の声なのかわからない。ふくよかで深みがあって、優しくて、だけど圧倒的に悲しい。その声に魅了されました。まさに彼の内面を表している気がするんです。歌うのがあまり好きではなかった・・・というところもグッときます。」