腕時計「オリエントスター」を使用しているオーナーに、
実際の使い心地を聞きました。
実際に使ってみると、重厚な装着感が心地良いと感じています。それと、自動巻きではありますが、個人的にはりゅうずを回してぜんまいを巻く感覚が、一緒に時を刻んでいる感覚になれてとても好きです。
着けるととても気持ちが引き締まると同時に、安心感のある重みを左手に感じるところも気に入っています。
一緒に時を刻み、歩んでいけるパートナーになってくれる存在です。
“時を刻む”という機能を持つものなので、時間を確認するためにオリエントスターを見ることは当たり前のことではありますが、今まではスマートフォンで時間を見ていて仕事に追われているような感覚がありましたが、そのような焦燥感から解放されるような感覚になりました。
普段制作をする際には、動きやすいラフな格好なので、だからこそパーティーや自分の展覧会のオープニングレセプションでは、きっちりとした格好をすることを楽しんでいます。今回選んだ時計は、そのような場面で活躍してくれる、とても存在感のあるエレガントさが気に入っています。着用していると仕事仲間からも声を掛けられることがあります。普段とは違う自分自身の一面をオリエントスターを通して、表現できているかもしれないですね。
『Blue』 Whitney
ゆったりとしたこのリズムが私の中でのオリエントスターのイメージです。
忙しない仕事の最中でなく、マイペースに落ち着けるときこそ時計を見ながら時間と向き合いたいですね。
舘鼻則孝
現代美術家 1985年東京都生まれ、現在は東京を拠点に制作。2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。日本古来の文化的に価値のある部分と、現代の要素を組み合わせることで、新たな視点と世界観を提示し、俯瞰的な視野を持ちつつ、詳細を徹底的に掘り下げる。それが工芸的な手仕事で精緻に完成された作品として表現されている。歴史、そのなかで育まれてきた独特の美学、文化や思想。それらを再考することで未来への可能性を示す舘鼻の作品は世界で高く評価され、遊女が履く高下駄から着想を得た代表作「ヒールレスシューズ」等の作品が、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵。「イメージメーカー展」(21_21DESIGN SIGHT、2014)、「Future Beauty」(東京都現代美術館ほか国際巡回、2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)等で作品を発表。また2016年にはパリで文楽公演を開催するなど、幅広い活動を展開。2019年には2つの大規模な個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園)、「It’s always the others who die」(POLA Museum Annex)を開催。