EVERY SATURDAY
8:00 - 12:00

TOKYO GAS
LIFE IS A GIFT

10:10 - 10:40

この番組は、毎週、ある一人の人間の人生にフォーカス。誰もが知っている有名な
ワンシーンの裏にあったストーリーから、知る人ぞ知る隠された感動の出来事にも
クローズアップし、さまざまなエピソードや音楽とともに綴る30分間のプログラムです。

BACK NUMBER

2016.10.8

Waltz・角田太郎

10月8日は「カセットストアデイ」。ここ最近、復活の兆しを見せる「カセットテープ」について、その魅力と、ふたたび注目を集めている理由について、中目黒にあるカセットテープストア「Waltz」の角田太郎さんに、お話を伺いました。

「復活の理由は大きく2つあると思っています。ひとつは、パッケージ。モノとしての可愛らしさですね。小さい長方形の中にアートを表現している人たちがいっぱいいると。思わず手にとってみると、カワイイ手のひらサイズ。思わず集めたくなるようなカードのようなサイズ感ですね。これがすべてかわいいもので、手にとると聴いてみたい。聴くと買いたくなり、買うと集めたくなるという魔力を持っているメディアだと思います。もうひとつは音質ですね。技術的に高音質というのと、耳で聴こえる心地よさというのは、ちょっと違うレベルの話だと思っていまして、カセットテープにはまさに耳に聴こえる心地よさという音を宿っていると思います。ハイレゾみたいなデジタル音源はたしかに技術的に高音質だと思います。それは例えるならば、高級メゾンのスラックスみたいなものだと思うんですね。それに対してカセットテープは古着のリーバイス501みたいなものかなと思っています。実際にそれを履く心地よさ、逆に高級な服とも合わせやすいカッコよさもあり、今カセットテープというのはそういう感覚ですごく注目されているんじゃないかなと僕は思っています。」

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