2023.5.13

冨田ラボさんの2枚目

レコードをこよなく愛する方々をセレクターに迎え、ご自身のコレクションから、“アナログで聴きたい名盤”をセレクト。その中から1曲、実際にレコードに針を落としてお届けしていきます。
5月のセレクターは、冨田ラボさんです。

●今日の1枚：Afrika Bambaataa & James Brown 『Unity』 （1984）

「このレコードは僕リアルタイムではなかったんですけど、84年ですかね。
HIP HOPに最初に触れたのがこれじゃないかな？僕はポップミュージックなどが好きで聞いていたんですけど、そこにHIP HOPが台頭してきたような時代だと思うんですよ。ハービー・ハンコックの「Future Shock」あたりもあって、いわゆるMTVというミュージックビデオを流す番組などでも、普通のポップスに混じってというか、それよりも多くヒップホップであるとか、ブラックミュージックが出てきた年だと思うんですね。で、僕はこれ最初多分テレビでMVをみたんですよね。１個のリフがずっと繰り返されていて、いわゆるラップであったりとか、そういったものなんだけども、それがやっぱり異常にかっこいいと思ってですね、レコ屋に行ってすぐに買ったという印象があります。だからそれまで僕はAORとかそういうのばかり聞いていたんですけど、なんかそれ吹き飛ばされた感じだったんですよね。」