RADIO SAKAMOTO

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ARCHIVE:031130

●WORLD CITIZEN - i won't be disappointed - J-WAVEチャートNO.1!!
「WORLD CITIZEN - i won't be disappointed -」が、J-WAVEのTOKIO HOT100チャートでNo.1に輝きました(11月9日付)。以下、教授の弁。

「なんでこの曲が…という感じもしますが、どんな事でも一番ってのは、気持ちのイイものです。イラク戦争に反対した世界の市民にインスパイアされて作ったこの曲は、ポップになるようにドラムも差し替えたり…と、けっこう苦労しました。ストロークス、ブリトニー・スピアーズ、m-flo、マイケル・ジャクソンを押さえての1位!という事で、本当にみなさんのサポートに感謝します」

●覚えられない・思い出せない・頑固な音“老人エレクトロニカ
今回のCDJスピンのコーナーは、老人エレクトロニカ特集でした。

「キてるんじゃないかなぁ…“老人エレクトロニカ”。これ、元々のコンセプトは細野(晴臣)先生なんですが、“老人”なので…、しつこい・ものが覚えられない・すぐ忘れてしまう…という。つまりは、覚えられない音、すぐ忘れてしまう音楽、思い出せない音…、頑固な音…。そんな、かわいいエレクトロニカですよ(笑)みかんの置いてあるコタツに入ってるような音楽。
あと最近のお気に入りは、先住民系・アイヌ系ですね。僕のパソコンにもソレ関連の音源が、301MBも入ってます(笑)。かわいいんだよね…。アイヌ系の「おどり歌」なんかは、究極の繰り返し音楽。テクノです」

○先見対談:大貫妙子
NTT DATA「先見日記」Web Site
http://diary.nttdata.co.jp/
NTT DATAのWeb Siteで教授も連載中の“先見日記”。そのラジオ版ともいえるのが、この先見対談。毎回ゲストを交えながら、日常の中に見えてくる、ほんの少し先の「未来」を語ってもらいます。
今回は、NYの坂本教授と、東京の大貫妙子さんによる対談が実現しました。

大貫妙子さん
●声の情報”ってすごい
2003年、デビュー30周年を迎えた大貫妙子さん。
10月29日にシュガーベイブ〜30年間の軌跡を初めてコンパイルしたアンソロジー「Library〜Anthology1973-2003〜」をリリース。全曲リマスタリングなどの作業を終えた大貫さんが感じる“声”の持つ魅力とは…

「坂本さんね、わたしが最近思うのは、“声の情報”ってすごいなって。20代のアレンジに、今の自分の声がのっからない。声が強すぎて…」
「そうでしょうね」
「音楽のデジタルのサウンドって、すごく音の情報が少ないのよね」
「より差が広がってますよね。バックの音は薄くて、剥離しちゃうのね」
「でね、若い時は“声に情報がない”から、なじむんだけど、年を取ってくると…実際に“音”として見ても、たくさんノイズが乗っかってる…というかね」
「コンピュータの音はクリア過ぎて…。楽器の中にもたくさんのノイズがある訳で、それが自然だった訳ですけど、ここ20〜30年でガラっと変わっちゃった…」
「単にアコースティック・アレンジが好き…とかではなくて、生理的にそういうのを選んでると思うんですよね」

●たかが人間がつくったもの今回のオーディション
「僕ね…、最近は年のせいか、人間が作ったものには感動しなくなって…。“自然がつくったもの”色、光、花、鳥とか…ものすごく感動するんですけど、音楽もいいんだけど、“たかが人間が作ったものだろ”って感じがしちゃう。特にアフリカとか南極とか見ちゃうと…。どうよ…って感じもあるよね、人間…よりやっぱり“自然”に近づいていくんじゃないか…とか」
「世の中では“枯れていく”とかって言い方しますけど、「音楽」でも「書」とかでも。“年とる”って、身体の事とかもそうですけど、いろいろ見聞きした経験ってのが、“人間が作ったもの”に対して、バランスのとれた見方をするって事じゃないですか」

大貫妙子さんオフィシャルWeb Site
http://www.toshiba-emi.co.jp/onuki/
12月25日には、東京国際フォーラム・ホールCでのアコースティック・ライブ
『ピュア・アコースティック・クリスマス2003』の予定もあります。

●今回のオーディション
「フリースタイル部門は、回を重ねてきて、だいぶ厚みが出てきてますね。でも、抱腹絶倒の作品ってものは、そんなにはナイもので…。作る環境が良くなってるから、似た作品が多い感じですかね。ランドソング・チャレンジは、今回で2回目ですが、コツをつかみ始めている…という印象でした。」

●重大発表!オ−ディション作品をコンパイルしたCDが出ます!
1月に応募スタート、これまでに1000を超える応募(作品数では3000オーバー)を頂いているRadio Sakamoto オーディション。皆さんの熱意のこもった作品を、もっと多くの人に聴いてもらいたい…!という事で、コンピレーション・アルバムが、WARNER MUSIC JAPANから、2004年2月25日にリリースされる事が決定しました!現在、これまでの応募作品の中から、教授が収録曲を選定中です。このCD収録を狙う方は、今年いっぱい。2003年12月 31日までに作品をお送りください!ミュージシャンだけでなく、ジャケットのアートワークを担当してくれる方からのご応募もお待ちしています!!

●DVD付きBEST盤『moto.tronic』リリース・パーティ
▲ジャケット ▲フライヤー
番組ラストにお送りした曲「Risky」は、アメリカで発売されたDVD付きのベスト盤『moto.tronic』からのオンエア。このベスト盤のリリース・パーティが、New Yorkの COMME des GARCONS を会場に行われました。
教授もSPECIAL DJ Set を披露、会場にかけつけたたくさんのオーディエンスの声援に応えました。
また、現在制作中のニュー・アルバムに収録予定の音源からも、イチ早くオンエア。“老人系エレクトロニカ”のSketch Showをはじめ、韓国のアーチスト:M.C.SNIPERや、番組ゲストとしても登場してくれた小山田圭吾さんらが参加。完成が楽しみです!

.....................................................リリース・パーティの様子.....................................................
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