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PROGRAM

ARCHIVE:060702

RADIO SAKAMOTO from Vienna

<今回は、オーストリア・ウィーンからのRADIO SAKAMOTO>
今回は、ウィーンのホテルの一室で収録。
今回は、ウィーンのホテルの一室で収録。
「今、僕はウィーンにいます。初めて来ましたけど、落ち着いた街ですねぇ。友人のクリスチャン・フェネスも住んでいる街なんですけどね。ウィーンといえば、モーツァルト生誕250周年ですか。晩年はウィーンに住んでいたんですよね。お墓もあるんですよね、ウィーンに。街のいたるところにモーツァルトのポスターが貼ってあります(笑)。
 今、カールステン・ニコライ(a.k.a. Alva Noto)とのEUツアーを回っていまして、オーストリアで5カ国目です。ツアーのスタートは、ポルトガルのポルトという街。そこに全員集合して、リハーサル(テクニカル・チェック)をしてツアーを始めました。ポルトっていうのは、あのポート・ワインで有名な町なんですけど、リスボン(首都)と仲が悪いみたいですね。「リスボンにある最も美しいものは、ポルト行きって書いてある道路標識の看板だ」なんていうジョークがあるくらい(笑)。並び称される街同士って、結構仲悪いですよね。なんでですかね。ミラノとローマとかニューヨークとLAとか、東京と大阪とか、ね。でも、自分の町に対するプライドみたいなものが文化を伝承するんだと思いますが。
 スペイン、バルセロナでは、去年に引き続いてアドバンス・ミュージックの祭典SONARに出演しました。なんと、CHICが出演してびっくりしました(笑)。ナイル・ロジャース率いるあのCHICですよ。そのあとオランダに行って、イタリアへ。南イタリアは暑いですね。40度とか平気でありますから。シシリー島のカターニャに初めて行きましたけど、火山の町なんですね。町の人に「名物は何?」って聞くと、「火山だ!」って答えますからね(笑)。ホテルもエトナ火山から噴火した溶岩の上に建ってました(笑)。
坂本龍一最新作
坂本龍一最新作
REMIX ALBUM『Bricolages』(右)と
Alva Notoとのコラボ・マキシ『Revep』(左)。
 で、今、ウィーンなんですが、南ヨーロッパから北へ来ると、一気に雰囲気が変わりますね。街全体のデザインとか、雰囲気が落ち着いていますよね。ウィーンではJAZZ FESTIVALに出演します。今、ヨーロッパはフェス・シーズンなんですね。このあとはデンマークのロシュケルダというフェスに出ます。日本のフェスはすごくクリーンな感じですが、こっちはすごいですよ。泥だらけでもやりますから。
 さて、カールステンとのライブ音源ですが、これは録って出し。さっきホテルの部屋で僕がミックスダウンした音源です」


今回は、ツアーのパンフレットに教授の直筆サインを入れてプレゼントします。イタリア・カターニャでのパンフレット1名様、オランダ、ホーランド・フェスティヴァルのパンフレット1名様、さらに、バルセロナで配布されたSTOP ROKKASHOのフライヤーにもサインを入れて、5名様にプレゼントいたします。ご希望の方は、こちらのメッセージフォームからエントリーしてください。

(当選者の発表は発送を持って替えさせていただきます)

<オーディション、今回は優秀作品が多いですね。>
沢山のご応募ありがとうございました。今回は優秀作品が17作品。お笑い部門もありましたね。特に原田裕貴さんの現代音楽風の作品、フリーター木下美沙都さん、プログレ園芸マンの太陽塔、スージーさんの作品に惹かれました。これからもいい作品を創りつづけていって欲しいですね。

オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。またコーナーは、全体を世界へ向けてポッドキャスティングでインターネット配信しています。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。

※オーディション応募作品をじっくりと聴けるポッドキャスティングは近々このサイトにUPされます。お楽しみに!

RADIO SAKAMOTOオーディションに御応募頂いたデモ作品にまつわる個人情報の管理、作品の管理は、J-WAVEのプライバシー・ポリシーに準じております。詳細は、こちらを御確認ください。

<サカモト的プレイリスト クラシックは持続性がある !?>
「ウィーンといえば、クラシック音楽の都(モーツァルト、シューベルト、ブルックナー、ヨハン・シュトラウス、ハイドン、ベートーベン<ドイツ出身>、マーラー<チェコ出身>などの楽聖たちが、この街で暮らしていた)ですよね。
 クラシック音楽というのは、ちょっと強引ですが、ロハスな音楽だと思うんですよ。健康で持続性のあるライフスタイルがLOHASですからね。モーツァルトが生誕250周年でしょ。江戸時代ですよ、日本は(笑)。その頃の音楽を未だに楽しんでいるというのは、持続性が高いんではないでしょうか?最近の音楽はあっという間にチャートから消えてしまって、持続性が無いですよね。そういう意味で、クラシック音楽というのは、ロハスなんじゃないかな?と思うわけです。EUツアーの前に、日本で「LOHAS CLASSIC CONCERT」というイベントをプロデュースしたんですが、そこにはクラシックだけじゃなくて、ジャズとか日本の邦楽の要素なんかも入れてみたんです。ジャズや民謡もかなりの持続性で今も残っている音楽ですからね。
 あ、そうそう、「LOHAS CLASSIC CONCERT」には、この番組のオーディションから選ばれた三吉理絵子さんも参加しました。彼女はジャズ・ピアノということで参加してもらったんですが、僕の曲「A flower is not a flower」に、なんと!僕のメロディじゃない歌メロをつけて歌っていたんですよね。ユニークです」

教授のプレイリスト、詳しくはSONG LISTをご覧ください。

<エコニュース STOP ROKKASHOの動きを「面」にしたいのです。>
「青森県六ヶ所村の使用済核燃料再処理工場の運転開始に関してSTOP!とアピールしている<STOP ROKKASHO>のプロジェクト。おかげさまで沢山のアーチストから音楽作品やアート作品が集まってWEBサイトのほうに掲載しています。サイトでダウンロードもできますし、i-tunesでPODCASTING配信もしていますので、ぜひ、アクセスして、いろいろな人に広めてください。「ROKKASHO」という曲のremixも募集していますよ。今度は、<T-shirts as media>とコラボレーションして、様々なデザイナーにTシャツをデザインしてもらう予定です。こちらの動きもチェックしてください」

教授がオーガナイズしている<STOP ROKKASHO>のサイトはこちら