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PROGRAM

ARCHIVE:051106

スタジオの教授あけましておめでとうございます。お正月らしくお酒でも飲みながらゆったりとね…。前回はNYのスタジオからの放送でしたけど、その後はボクも覚えてないくらい忙しくて、11月30日に日本に来ました。iPodで音楽を聞いていて「シャッフル機能」ってあるけど…5,000曲くらい入ってると、ビックリしますね…入れた記憶のない曲がかかるんだけど、昨日、メタリカの後にYMOの「KEY」がかかりまして、そしたら演奏の乱暴なこと!メタリカよりも乱暴なのね。“なんだYMOっていいバンドじゃないかっ!”って(笑)思わず泣いてしまいました私は。

<ピアノ・ツアー>
12月9日から6年振りだったんですが。ピアノ・ソロ・ツアーというのは始めて(なんだそう)で。やっぱ疲れますね…やってる方は地獄なんですよ。逃げ場所がないし、裸なんで隠れ蓑もない、ラップトップもないしバンドも居ない。すっごい緊張感でね。即興とかその場で弾くんだったら楽なんだけど、言ってみればこれはクラシックみたいなモノでしょ。みんなが知ってる訳で、メロディとか勝手に変えちゃったら成立しない。もうやりたくないな、もうこんな地獄は見たくない。あたま真っ白。でも(この番組の取材で)会場の感想を聞いて、心が揺らいでしまうわたくし(笑)。えーとね、夏のバンド・ツアーに引き続き、エコに取り組んだ全13公演で、30,000キロワット・アワーの自然エネルギーでまかなったのですが、これでCO2で18トン分の削減に繋がります。たったひとりのピアノ・ツアーなのにこれだけのCO2が出ちゃうという事ですよね、すごいなぁ。でもこういう動きにミュージシャンは誰も着いて来てないような気がするんですけど、どうですか…。大型のバンドとかツアー止めてほしいですよね。僕の個人的な意見。

<シルヴィアンの新しいアルバムに参加しました>
スタジオの教授デビッド・シルヴィアンが2月22日に新しいアルバムを出すんですけれども、シルヴィアンのソロという打ち出しではなくて“ナイン・ホーセズ”という、弟のスティーヴ・ジャンセン、エレクトロニカ系と言ったらいいんでしょうかね、バーンド・フリードマンの3人組のバンドとして。シルヴィアンの個人的な心情が反映されている感じがするので、シルヴィアンのソロと言ってもおかしくない内容になってるんですが、実際に3人が顔を合わせてスタジオに入ったことはないみたい。シルヴィアンが音をまとめまして…ピアノでボクも参加しています。今回なんと番組の為に、シルヴィアン本人からオーディオ・メッセージが届いたんですよ。番組へというか僕へ対する個人的な留守電みたいな感じなんですけど、こういう“今っぽい、オーディオ・ファイルをやり取りするような作り方が気に入ってる”と言ってます。せっかくシルヴィアンからのメッセージがありますんでポッドキャスティングしましょうね、話題の(笑)。やります、要チェック!

ポッドキャストは近々このサイトにUPされます。お楽しみに!

<オーディション>
「今回は応募作が少なかったんじゃない。薄い感じがしますけど」となかなか厳しい教授からのお言葉。オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。またコーナー全体を世界へ向けてポッドキャスティングでインターネット配信しています。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。

SOTOKOTO


雑誌SOTOKOTO [2005年12月号] に掲載されている、クラシックという枠組みをもとに教授が制作したプレイリスト『森の音楽』の中からブライアン・イーノとラヴェルをオンエアしました。

<2006年の坂本龍一>
ということですけども!…決まっていることはいくつかありますね、2005年にカールステンとやったヨーロッパ・ツアーをまたやります。その前にフェネスとすすめているアルバムがあるんですけど、それを持って今月末にスペインのフェスティバルに出ます。カールステンともやってフェネスともやってるからバッティングしないように…って、別に二人が犬猿の仲という訳ではないんですが似てるっちゃあ似てるし。それから、イラン人のシリン・ネシャットという、何かの雑誌でシリンの作品を見てね、一目惚れと言いますか。いつか逢えたらいいなぁと思っていたんですが、NYで知り合う事が出来て、いまコラボレーションを始めています。うまくいけば今年映画作品になるといいと思ってるんですけど…。あとはそろそろ、キャズムから何年も経ってるのでニュー・アルバムを作り始めようかな。と思っていますけど。バルセロナと東京の恵比寿ガーデンホールでの模様を収めたHASのDVDもリリースされるんですが、…そういえば思い出した。コーネリアスが1年近くアルバム作ってますけど、足掛け何年…(笑)僕のツアーに参加したから遅れてるのかな。はやく聞いてみたいですよね。

ポスターにサインする教授
坂本龍一ツアー・ポスターにサインを入れて
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ご希望の方は、こちらのメッセージフォームからエントリーしてください。
(当選者の発表は発送を持って替えさせていただきます)