<ソロ・アルバムを今年いっぱいに…>
「この間、(東京)ミッドタウンに初めて行ったんです。最近の東京の変わり様はスゴイですね。もう知らない街になってて…上海かと思って。そこで細野(晴臣)さん、細野ちゃんが(笑)、2日続けてライブやってたので、それを観にというか応援にというか、楽しみに行ったというか。とてもジョークあふれる(笑)…っていうか嘘ばっかり言ってましたけどね。曲の解説が、全部嘘っていうかジョークでね。おじさんが銀行強盗して神奈川県で捕まって牢獄に入ってたときに歌ってくれた曲だ、とかムチャクチャな事を言ってました(笑)。」
「the land song - music for Artelligent City」を久しぶりにオンエアしましたけど、前のアルバム『CHASM 』に入れた曲なんですよね。もう5年前のことです。5年も経ってしまったんですね…。実は今年、2008年のアタマからソロ・アルバムの制作に入ろうと思ったんですが、いろいろなことをやっていたんで…(シリン・ネシャットさんの映画の音楽制作やら、HASYMOのNEWS23テーマ曲やら、他にもいろいろ)…も5月ですんで、もうそろそろ没入したいと思ってるんですけどね。今年いっぱいには完成したいんですけどね」
<YMOが29年振りにロンドンでライブ!?>
「六本木ヒルズが今年5周年、そしてここ、J-WAVEは開局20周年だそうで…20周年用のね、ジングルというやつも作ったんですが(他にも、コトリンゴや□□□なんかも作っているみたいですね)。YMOは結成30周年だそうで。YMOというかHASYMOというか…(いったい何と呼べばいんだ!と自分たちでも思うんですけど・笑)…今のところ、メルトダウン - Meltdown というね、ロンドンのフェスティバルなんですけどね。毎年、アーチストがキュレーターになって内容を決めていくんですけど、今年はMassive Attack。彼らからお誘いがかかって、今のところ出演を予定しています。実現すれば29年ぶり(28年振り?)に、ロンドンでライブを行うことになりそうです。cornelius(小山田圭吾)くんにも参加してほしかったんですけど、ツアーが重なってて無理だったので、クリスチャン・フェネス(fennesz)にお願いしました。小山田くんやフェネスをギタリストと呼んでしまうのは、少々、抵抗もありますが。ちなみに、ボサ・ノヴァが生まれて50周年。半世紀。…もう、時が経つのが早いのか遅いのか。よく分かりません(笑)」
<今月と来月もDVD作品をリリース>
「3月には3週連続でDVDがリリースされたのですが、今月は『坂本龍一+高谷史郎 LIFE - fluid, invisible, inaudible...』のDVDが出ます(5月28日)。普通の音楽CDのように曲単位になってる訳ではないです。そして6月25日には、『alva noto + ryuichi sakamoto / utp_』がリリースになります(番組ではその内容を少しだけオンエアしました)」
LIFE - fluid, invisible, inaudible...
坂本龍一+高谷史郎 |
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utp_
alva noto + ryuichi sakamoto |
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<オーディション・コーナー総評>
「今回もたくさんの応募ありがとうございました。音楽作品が約60本、小説1、映像作品2などなど、でした。今回の大きな流れと言うか傾向は感じられなかたんですが、アメリカの自然について書かれたエッセイにインスパイアされて書いた曲と、ルイジアナ州の湿地帯をイメージして作った曲、…全然違う作者のひとたちですけど、期せずして似たような発想でね。特にFISH CATさんの13分と言う大作は、このサイトでじっくり聴いてもらいたいです。あとは弦楽器製作家のひとたちの(Electric Chair)、低音の響きがホントにいいですよ。ぜひまた挑戦してください、聴かせてください。」
GOLDEN WEEKということで、こんなコンピレーションCDもあります。
番組オーディション出身の小山絵里奈さんの新曲が収録されています!
『Happy Holidays!by commmons』
オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。またコーナーは、全体を世界へ向けてポッドキャスティングでインターネット配信しています。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。
※オーディション応募作品をじっくりと聴けるポッドキャスティングは近々このサイトにUPされます。お楽しみに! |
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RADIO SAKAMOTOオーディションに御応募頂いたデモ作品にまつわる個人情報の管理、作品の管理は、J-WAVEのプライバシー・ポリシーに準じております。詳細は、こちらを御確認ください。 |
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<六ヶ所村 - 推進する理由があるのか>
「僕がもう2年くらい前から言っていた、青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場の問題。ほとんど一般のメディアでは扱われてこなかったんですが…、とうとうですね、テレビ朝日の「報道ステーション」がね。大手メディアとしては初の、非常に力の入ったものでしたが、扱っていました。その勇気は賞賛に値するものではないかと思います。六ヶ所村のこの施設は、本当にいろいろ問題がありまして…非常に危ういと。推進派の国策ですからね、その推進派が設けたテストでさえパスしていないのに、工場を稼働させようとしています。根幹ですよね…。それから、日本は地震国ですが…地層ですね、ここの再処理工場の問題だけじゃないですが、(まぁ地震じゃないにしても)もし大きな事故が起こったら、誰が責任を取るのでしょうか。もうお金かけちゃったから止める訳に行かない、っていう論理もあるでしょうけど、何万年先まで未来世代の日本、そして世界に被害を及ぼしてしまう。そんな事を推進する理由が本当にあるんでしょうか。」
<今回から“カーボンオフセット番組”となりました>
「コンビニのローソンでも、温室ガス排出権を顧客に直接販売…なんていうのがありましたけど、僕のシングル「koko」は、日本初のカーボンオフセットCDです。このカーボンオフセット=生産・流通・販売・レコーディングによって排出する、もしくは排出したと推定されるCO2を、高知県梼原(ゆすはら)町の「more treesの森」が吸収するCO2によって、プラスマイナスゼロにする、相殺するというものです。そしてこのRADIO SAKAMOTOも、番組の制作、送出で排出されるCO2を算出しまして、カーボンオフセットすることになりました。日本初のカーボンオフセット番組です。」
present
今回は、2005年のHASYMOツアー・パンフレットを3名さまにプレゼント!
ご応募は、番組のご感想、ご意見などもお書き添えのうえ、こちらから。
当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。 |
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