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PROGRAM

ARCHIVE:160904

「坂本龍一です。あっという間の2ヶ月でしたけども、皆さんはお元気でしたか。台風の直撃があったりして、岩手や北海道で大きな被害がありましたよね。あとは、熊本でもその後、地震は続いていて、ほんとに心配ですけども。なかなか復興が進まなくて大変なようですけど。亡くなった方のご冥福、被災された皆さんが一日もね、早く、普段の生活に戻られることをお祈りしてます。日本というのはほんとに、地震を含めて自然災害がたくさんある国ですから、いろいろ心配です。遠くからお祈りすることしかできませんけれども。」

「リオ・オリンピック終わりましたね。ロシアのドーピング問題とかね、会場が間に合わないんじゃないかとか、警備とか治安とかね、いろいろ問題もあったようですけども、始まってしまうとやはり、こちらアメリカでも盛り上がっていましたね。まあだいたい日本もそうでしょうけど、どこでも自国の選手ばっかり応援していてですね、自分の国が何個メダルを獲ったとかね、そんな話ばっかりだし、テレビで放映してるほぼが、その国の人が出ている、或いはメダルが狙える種目がどうも多いようで……何ていうのかな、まあ視聴率ありきなのでしょうがないのでしょうけども、もともと僕はスポーツイベントっていうのは好きじゃないので……スポーツ観るのは好きなんですけどね、そのイベント的な、非常に商業主義に毒されたスポーツイベントってのは、ほんとに気色悪いんで、まあそういうところが気になりますね。どこに居てもね。」


<「方向性が見えてきた」ソロ・アルバム制作状況>

「まずは、近況報告ですね。ソロ・アルバム……あの『怒り』の映画音楽……今月17日から公開となりますが、その音楽はですね、今年の2月、3月ぐらいですかね、作っていたのです。それで、それが終わって、今年はもともと(ソロ)アルバムを作ろうと。今年じゅうにできて、来年の春ぐらいに出せたとしても8年ぶりになってしまうので、『out of noise』以来。8年って言ってもほぼ10年っていうことで、10年に1枚しか出てない感じになってしまいますねえ。あー……次の10年で1枚、ですか。まあそんなとこですかねえ。あと何枚出せるやら、なんてね。もうちょっと、出した方がいいでしょうかねえ(笑)、5年に1枚とか。それでも随分開いてますけどもねえ。で、まあその『怒り』の映画音楽が終わって、4月からぼちぼちアルバム制作に突入したのですが、なかなかですねえ、方針が決まらないというか、どういう方向に行こいうか、あっち行こうかこっち行こうか、何やろうか。ま、やりたいことはたくさんあるんですけど、なかなか方針が決まらずで、えー、いろいろなインスピレーションになるものを、探したりとかですね、映画を観たり本を読んだり散歩をしたりいろいろ。まあその中で、いろんな周りの音を録る……うちの小さな、猫の額ほどの小さな庭の、ニューヨークの下町で聞こえてくる音っていうのはしょっちゅう録ってるんですよ、だいたい雨が降るとすぐ録りたくなったし、でもまあ、毎回あの庭ばっかりだと(笑)、聞こえてくる音も限られているので、そんなにバリエーションがないので、いつも同じになってしまう。それじゃあインスピレーションにならない。それでまあ、用事があって日本に行ったんですけど、2回ぐらい。わざとね、あの人混みの多い新宿駅の朝、通勤ラッシュのところに行きましてね。通行人と反対向かって歩いたりして、そういう音を録ったり、そうするとその通勤客の日常会話がふっと聴こえてきたりとかですね。ほっつき歩いて音を録る。或いは、プランクトン(『PLANKTON - 漂流する生命の起源』)という高谷史郎さんとインスタレーションを、パリのカルティエ・ファンデーションというところで、今もまあ展示してるんですけど、その展示で準備のためにパリに少しだけ行ったんですけども。パリに行くのは結構久しぶりでね、4年ぶりだったんですけども、パリの街も……最近iPhoneでもね、いい音で録れるんですよ。iPhone用のマイクが出てね。それを愛用して、まあ、小型のレコーダーも持ってるんですけども、やっぱりiPhoneだと操作性が簡単、いいですよね。音もそんなに悪くないっていうことで、歩きながら、iPhone片手に、マイクを差して、あちこち歩いてですねえ。ニューヨークの下町とは全然違う音がするんですよね、とても新鮮。或いは、都会の音はもう……だいたい限られているので、自然の中に行こうっていうことでですね、ニューヨークのこのシティーから車で北の方に2時間ぐらい行ったところに、友達がまあ宿とも言えないんすけど、ちょっと泊まれるところがあるっていうんで、行ったりとかですね。そこはもう、裏が広大な林というか森というか、鹿とか動物も出てくるそうなんですが、きのこが生えてたりとかね。そういうところ2日ぐらい歩いたりとかですね。まあもちろん、全然都会とは違う音がしますよね。そういう……場所からの、こういろいろな音によってインスピレーションを受けるっていうのも……前もね、例えば『out of noise』も、北極圏にちょっと行ったときの印象とか録った音とか、そういうものに強くインスピレーションを受けて、冷たい感じの音楽ができて、とてもよかったと思うんですけども。こんどはその、パリだ、田舎だ、新宿駅だっていうね、或いはニューヨークの下町の庭とかね、どういう音風景になっていくのか、っていうのも、やっとこの8月ぐらいになってですね、この方向かなというのが見えてきて。いまそっちに走り出しているところ、だという、もう、すごい長いアルバムの進展状況の説明でしたけども。まあ、でも分かんないですよ、これからの進展次第ではですね。までもその、いろいろな異なる場所によって刺激を受けるっていうのはあるし、同じようにですね、あまり馴染みのない楽器とか、人の声とかね、そういうものも、やはりとても大きな刺激になるんですよ。それでこないだは友達の友達の紹介でね、ニューヨークに滞在している、ホンジョウさんというね、三味線奏者……の方と、まあ友達になってね、若いんですよ、まだ32かな。で、うちに来てもらって、ここ(自宅のスタジオ)で録音したんですけども。よかったですね、僕、三味線は知らなかったですね、知らないっていうかあんまり馴染みがなくて、スコラ(テレビ番組)でね、少し取り扱ったことありますけどもその程度で。おもしろいですね、少し弾かせてもらったりして、僕も買おうかななんて思って、三味線。習おうかな。あまりでも三味線音楽ってのは知らないしね、もちろん民謡ではね、必ずと言っていいほど使われますよね。民謡はいろいろありますけど、特にね、おわら風の盆、あのゆったりしたねえ、グルーヴっていうんですかね、あのゆったり感は堪らなく好きですね。あれは胡弓も入ってますよね。ほんとに不思議というか、ああいう民族音楽っていうのは、あまりないんじゃないかなあって思うんですけど。弾けたらいいなあと思いますけど。分かんないですよ、来年ぐらいには弾けるようになってるかもしれないです。そんなことをしつつですね、まあ、かなり、方向性は見えてきたので、がーっと行くでしょう。」

■映画『怒り』オフィシャルサイト
http://www.ikari-movie.com

■映画『怒り』サウンドトラック詳細
http://www.sonymusic.co.jp/artist/2cellos/info/469966

<映画『星砂物語』のテーマ音楽を制作しました。>

「はぁー(ため息)、いろいろね(笑)、なかなかその……ソロ・アルバムだけやってるというわけにいかなくて、アルバムの制作はずっとしてたんですけど、その間にですね、いろいろ、こう細かいことがあって、なかな集中できなかったというのもあるんですけど。まあ、その中のひとつはですね、僕の知り合いのロジャー・パルバースという方がいて、彼が『星砂(ほしすな)物語』という小説を書いたんですけど、それが映画化されるんで、そのテーマ音楽を作ってくれ。っていうんで、それを作ったりしてました。多分10月ぐらいに公開になるんだと思うんで、11月には紹介できると思いますけど。10月だったかな、東京国際映画祭がありますが、そこで紹介されるはずです。戦争中の話なんだけど、現在と繋がっていて、小さい話ですけど、とてもぐっとくる美しい話なんで、どういう映像になっているのかね、僕も楽しみなんですけど。」


<スコラ・シリーズ、次回のテーマは『日本の歌謡曲』>

「スコラ・シリーズ(commmons:schola / コモンズスコラ)は、電子書籍化が進んで、一応、電子書籍で読めるものになっているんですけども、CDブック版は16巻を制作中です。進行が遅くてすいません、年に1巻ぐらいになっちゃってますけども、これがなかなか大変でしてね。16巻目はなんと、日本の歌謡曲……ま、ポップスも含むというか。歌謡曲っていっても定義が広いですよね、そういう定義も含めてですね、いつもとは違うメンバーにも加わっていただいて、僕もやはり、戦後に育ってるわけですから、意識してるしてないに関わらず、そういう歌謡曲とかポップス……日本のものにも当然大きな影響を受けてるわけで。耳に入ってますね、いろいろね。例えばそのテレビ番組の主題歌なんかも、立派な歌謡曲と言ってもいいでしょうし、子ども時代にもほんとに絶大な影響を及ぼしますよね、そういうものって。そんなもの含めて、考えてはいるんですけど、年末には発売できるでしょうかね。北中正和さん(音楽評論家)とか、僕は仕事で何度か関わったことのある牧村憲一さん、そして小沼純一さんにも参加していただいてね。やってますけども。難しいですよ、曲が多いから。扱ってる幅も広いし。ほんとに戦後何十年も、ま、現在まで含んでますからね。その中から、その(CD収録時間の)1時間ちょっととかに押し込めるっていうのは本当に難しい。もうひとつの難しさは、ほとんどの音源がですね、コモンズが所属しているエイベックスというレコード会社……以外の持ち物ですから、頭下げてお願いして、お借りしないといけないというね。それが大変。毎回まいかいそうなんですけど。スコラシリーズは、やろうって軽い気持ちで言い出したんですけど、やってみると大変ということでね。まあ、歌謡曲を取り扱うんだったらこれは入れるでしょう、というものはね、入りますよね。それぞれリストで持ち寄って、何百曲になりますよね。そこからねえ、どうしますかねえ……まあ、こういうものは絶対入るでしょうねえ。榎本健一さん「洒落男」(そのまま楽曲をオンエア)。」

■監修: 坂本龍一の「音楽全集」commmons: schola(コモンズ・スコラ)
http://www.commmons.com/schola/

<フェネスもマーラーもオーストリア出身。そして曲が長い。>

「クリスチャン・フェネス……僕のね、大の仲良しの友達なんですけど、最近会えてないですねえ。フェネスのね、「Mahler Remixed 1」という曲なんですけど、フェネスも、オーストリア、ウィーン生まれ、で、まあ百年前に生きていた(グスタフ・)マーラー、後期ロマン派の巨匠ですね……も、オーストリアの作曲家。これはそのマーラーの交響曲のリミックスですね。マーラーの曲っていうのは非常に長いので有名。クリスチャン・フェネスも1曲が長い……30分とか。マーラーなんか1時間以上の曲なんかもあるんですけど、アナログ盤でもリリースされてますね。是非、全体を聴いていただきたいと思いますけど。」

■ Mahler Remixed | fennesz
https://fennesz.bandcamp.com/album/mahler-remixed

<坂本龍一が最近聴いている曲を紹介するプレイリスト>

「前回からスタートした新企画というか、というほど大げさなものでもないんですけど、まあ、僕がふだん聴いてる音楽……まあね、この2ヶ月ぐらい、おもしろいなと思った音楽、をピックアップするように心がけてですね、抜けちゃってるのもあるんですけどね。それからここに入んないのもある……例えば、最近よく聴いてるのは落語だったりするんで、ここには入らなかったり(笑)、僕ね、落語……ほとんど落語の教養がなくて、初めてといっていいほど真剣に聴き出したんですけど、まだ誰の何々がいいと言えるほどのものは分かっておりませんけども、まあこれから、勉強しようかなと(笑)、おもしろいですね、やはり。江戸の町人の風情とのは。」

Krawall / Petra Flurr + Modernista
Oshima Cassette [wäldchengarten rmx] / Ike Yard
Warm Leatherette / The Normal(Warm Leatherette)

「懐かしいですねえ……The Normalというバンド、ユニットですけど、「Warm Leatherette」っていう曲です。これほんと好きだったな。80年ごろかな、YMOでロンドン行ったとき……79年かな、やっぱりレコード屋行きますよね。それで、あのー、大量にドーナツ盤を買ってきた中にあって、なんかデザインがすごくいいんですよ。全然知らないバンドばっかりで、完全にジャケ買いでしたね。それで片っ端から聴いてね、これほんとに、好きだったけど、その後に、これ誰かがカバーしましたよね、有名な人。忘れちゃったけど。(※Grace Jones) で、そのB面のね、「T.V.O.D.」っていうのもすごく好きなんですけどね、是非探して聴いてみてください。」

Toschi's Theme (Unused) / David Shire("Zodiac" Original Motion Picture Score)

「えー、いきなり雰囲気ががらっと変わりましたけど、David Shireという人の作曲の『Zodiac』というサントラから。いい曲ですねえ、これ、僕あんまりこのサントラ作家のことは、あんまり知らなかったですけど、とてもいい作曲家ですね。素晴らしいです。ジャズ・ピアニストでもあるんでしょうねえ、はい。それから、次は非常に長いので一部だけになってしまいますけどもね、フランスの女性のシンセというか、電子音を使った作曲家の代表的な人ですね。女性は珍しいわけですけど、Eliane Radigueという方です。」

Jetsun Mila: Part 2 / Eliane Radigue

「えー、どうでしょうか、この選曲コーナー。好評でしたらね、また次回もやりたいと……いや、というか、やっぱりレディオ・サカモトはもともと音楽番組だという気持ちがあって。とにかく音楽をかけたい、という思いがずっとあったので、これをまあやり始めたので、もう絶対やりますよ、次回も、ええ。もう2時間ぜんぶこれだっていいくらいなんだけどね。」


<『WORLD HAPPINESS 2016』レポート>

「ワールド・ハピネスは、夢の島公園陸上競技場で開催されるのが、今年で最後だったそうで、来年からどこへ行くんでしょうかねぇ。今回で番組登場が2回目ですかね、エコロジーオンラインの上岡 裕さんに担当してもらいます。よろしくお願いします。」

「ここからはエコロジーオンライン上岡がお届けします。
現在、ワールドハピネス2016で福島・熊本復興支援ブースを出していす。
今回のブースは、6月におこなった「にほんのうた熊本キャラバン」のご報告と、熊本・福島支援商品の販売を手がけています。
熊本からは野菜や益城町の子どもたちの給食費に寄付される益城町復興ソーダとサイダーを送ってもらって販売しています。福島からは桃のジュースなどを送ってもらい冷やしてみなさんに提供しています。
そして「にほんのうた熊本キャラバン」で寄贈した自然エネルギー機器の展示・販売や、八代亜紀さんの復興ライブの舞台となったソーラーパワートラックの模型の展示もしています。
この熊本支援活動から様々な自然エネルギー企画が生まれましたが、このブースをきっかけに形になったものも出しています。
忍者が持っていたMAKIMONOのようにクルクルまける太陽光発電シートで、開くと一反木綿のようなソーラーになってスマホを充電できる。ウェーブソーラープラスという商品なんですが、ワールドハピネスの特別仕様のものをつくり販売しました。今後のロックフェスのブームになればいいなと思ってます。

そしてもう一つの大きな目玉は福島産電力の発売です。
4月から電力自由化になって、自分の好きな電力を選べるようになりました。そこで私たちは自然にやさしい、そして脱原発につながる電力を応援したいと思って来ましたが、制度上、なかなかわかりづらい。
実際、固定価格買取制度で国民負担になっている再生可能エネルギーを販売すると、それはクリーンとか、グリーンと言えないような法律になっている。ここらへん、融通がつかない制度だなと思う部分がありますが、でも、選ぶ側がそれを判断しちゃえばいいのではないかと。そこで福島で地産地消をベースにがんばっている会社を応援したらいいだろうというので選んだのが須賀川ガスです。
すでに福島県内でかなりの量の太陽光を開発していてその電気も活用して電力の販売を始めていた。こういう会社をみんなで育てていけば、福島の復興にもつながるし、原発にお金も流れづらいし、CO2をたくさん出す電力をつくらない。こうした地域の企業が手がけられる発電は再生可能エネルギーが中心ですから。
これまで須賀川ガスは東北でしか電力を販売してなかったんですが、首都圏の方で販売すれば絶対にお客さんはいるからと口説いたんです。僕らの仲間にも福島を応援したいけどどうしたらいいかわからないと言っていた人がたくさんいましたから。そこで、ここワールドハピネスから販売の先行予約を始めることにしました。実際に提供が始められるのは10月〜11月になります。エコロジーオンラインのウェブで引き続きキャンペーンを行っているのでご覧になってみてください。

ワールドハピネスでもこうして音楽を通して社会や環境を支えることに協力してもらっているのですが、9月末に坂本さん、細野さん、ユキヒロさんの楽曲なども含むベストアルバムを企画しています。Music Go green 風の国からというタイトルです。これは逆風に向かって走り続けるようにがんばってる風力発電関係者のみなさんたちとの話から生まれた企画です。つらい仕事のなかでそれぞれ自分を鼓舞する歌がある。そのなかには風をテーマにする曲もたくさんあるというんです。そこで風をうたった日本の名曲を集め、風力発電などの再生可能エネルギーのことを考えてもらうきっかけにしようと考えました。
このアルバムと連動する企画で石川県珠洲市では全国風サミットというイベントがあってそれと連動するライブには一青窈さんに出ていただきます。

この秋はこれ以外にも音楽と再生可能エネルギーをつなぐ楽しい取り組みが出てきます。それについてはまた今度お話ししましょう。」

■にほんのうた熊本キャラバンのようす (にほんのうた実行委員会)
http://www.nihonnouta-caravan.com/info/

■エコロジーオンライン
http://www.eco-online.org

<オーディション総評>

「(坂本) 今回の総評は言うまでもなく音響彫刻とか、実際の音を使って音楽にするっていうかおもしろい作品にしているという。割と素人でもできやすい、センスさえあればできちゃうみたいな。いいですよねえ。」
「(長嶋) やってみたくなります。」
「(U-zhaan) いいですよ、ぜひぜひ。」
「(長嶋) 音響彫刻って知らなくて、こういうジャンルがあるんだと思って。おもしろいです。きっといろんな形を作れば、いろんな音もでるんだろうなと思って。鳥取砂丘とかに(笑)、例えばいろいろ置いたりとかして、なんか風がふわあって吹いたときにいろんな音が鳴ったりとかすると素敵だなあとか思ったんですけど。」
「(坂本) それを、SIAF(札幌国際芸術祭) でほんとはやりたかった。ほんとにその変輪があの鳩笛※だったんですよ。(※「Whirling noise(ワーリング ノイズ) – 旋回するノイズ 」) あれも結局、環境が作る動物が作る音響作品っていうつもりだったんですよ。ほんとは大々的にやりたかったんだけど構想だけで終わってしまったという。」

オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。
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