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PROGRAM

ARCHIVE:110306


<映画のサウンドトラック制作が佳境です。>

「こんばんは、坂本龍一です。今回はJ-WAVEのスタジオからお届けしていますが、いやー……大変ですよね、僕的には大相撲ね。春場所がね、何十年の歴史の中で初めてでしょ。ほんとに八百長があったんだったら大変な問題だと思いますけど、やっぱ相撲ファンとしてはですね、とにかく相撲が観たいんだから、やってちょうだいよね。あと、ニュージランドの地震も大変ですし、リビアね。世界が注目してるのに、目の前でひとが殺されてるなんていうことがあっていいんですかね」

「最近は、とある映画のサウンドトラックの作業でとても忙しくて、映画自体がまだ発表になってないんですけど (5月くらいに解禁になるのかな) 、もしかしたら次回のRADIOご紹介できるかもしれませんが。で、そっちの制作の方が佳境です。久々に仕事してる……ってことはないんですけど(笑) いつもは割と早起きなんで、午前中はメールを見たりね、返事書いたり。Twitterや、最近は日本の方もFacebookやりだすようになっちゃって、Facebookの方もメッセージが来ちゃってる(笑) そういうのに目を通してると、だいたいお昼ぐらいになっちゃうじゃないですか。で、そっからシャワーに入って一息ついてですね、仕事をはじめると、1時過ぎくらいですよね。日が暮れてくるのが4時か5時くらい。そうするともう、ちょっと一杯ひっかけたくなっちゃってですね(笑) ……実質、3時間くらいしか仕事してないんじゃないのっていうね(笑)。それが今回は久々にね、僕の中では新記録じゃないですか。6時に起きて、6時半から仕事して午前中いっぱいで2曲作って、午後にもう1曲作って……。ま、それだけ瀬戸際に追いつめられてるってことなんですけども(笑) 」

<"Playing the Piano" 韓国公演を振り返る>

「2011年1月に、韓国・ソウル公演 (坂本龍一 「Playing the Piano」 韓国公演) がありましたけども、ソウルに行ったのが11年ぶりだったんですけど、ずいぶん変りましたね。あのね、ソウルっていう街が大きくなってた (笑) そんなことあるんですかね、街がまだ成長してる。随分、古い街のはずですよね、ソウルって (笑) 日本がまだ、弥生時代ぐらいからもう、中国が近いから律令制などを布いてですね、日本よりも先輩格、お兄さん格の国ですよね。なのに、まだ成長してるっていう (笑) 韓国全体の1/4の人口がソウルに住んでるそうなんですよ。地方から、みんなソウルに集まってきちゃって、大きくなってる。あと、男子のイケメンが多いな。そんなに簡単に変わるんですか、人間の顔って。民族の顔が、急にイケメンになっちゃうのかな (笑) 背も高いんですよ。男子はね、180cmないと負け組なんですって。もう、完全に負けてますよね、僕たちね (笑)」

「いまの日本の論調だと "韓国経済が強い" そういう話ばっかり載ってますよね、日経とかダイヤモンドとかね (……ってそういうのチェックしてるのか、俺・笑) で、韓国に行って、向こうの方に 「日本の論調はそうなってますよ、韓国経済すごいじゃないですか」 と言ったら、「いやいや、ずっと日本の背中を見て、追い越せでやってきたけど、まだまだ足りないところがたくさんあるんだ」 と。「逆に、負けたからといって、すぐにその韓国からビジネスのやり方を学ばなければいけないという、その日本人の姿勢が素晴らしい」 って、逆に褒められちゃいまして。なるほどなぁと、そういう見方もあるんだと。中国人や韓国人だと、逆にプライドが有り過ぎて日本から学ぼうなんて、そういう姿勢が出てきにくいんだって。歴史もあるしさ。「日本人のそういう勤勉なところ、すぐ学ぼうとするとことが素晴らしい」 ……他の国のひとにね、そういうふうに言われると、悪い気持ちはしないですよね」

「ソウル公演は一日で2回演ったんですけども 両方ともね 「undercooled」のときに、ゲストで登場してくれた MC Sniper のエネルギーと、それにのせられている韓国のオーディエンスのエネルギー…っていうのかな、に、のせられちゃって。特に1回目の4時の回には、もうなんか僕自身、支離滅裂になるぐらいに興奮しちゃってね (笑) 演奏としては、あんまり興奮しちゃうと良くないんだけど、でも、なんかライブであんなに興奮するって、ちょっと久しぶりでしたね。お客さんにのせられちゃうっていうのは」

<YMOが32年ぶりにLAでライブ>

「今年、坂本龍一ソロでも活動しますけど、YMOもいくつか、活動が決まってまして。いちばん近いところでは、6月26日──LAのハリウッドボウルっていうのに呼ばれましてね。その後がフジロックかな、初めてですね。そして8月7日がWORLD HAPPINESSです。まあ思えば、1979年かな。YMOが初めて海外で公演したのがロサンゼルスのグリークシアター。それ以来……32年ぶり。あの時、おぎゃあって産まれた子がもう32歳 (笑) サラリーマンやってるかもしれない。有機のパン屋やってるかもしれない (笑・職業はいろいろだと思うけど) そんなに長いことやってるんだね、僕たちね。あのときもう大人だったもんね、僕たちね」

■2011.6.26 @ Hollywood Bowl
http://www.hollywoodbowl.com/

■FUJI ROCK FESTIVAL '11
http://www.fujirockfestival.com/

■2011.8.7 @ WORLD HAPPINESS 2011
http://www.world-happiness.com/


<ラジオヤクシマル>

やくしまるえつこ「ラジオヤクシマル。今晩は。やくしまるえつこです。 みなさん、おひさしぶり。 坂本龍一さんのRADIO SAKAMOTOの中に登場した、ラジオヤクシマルが帰ってきましたよ。さあ、3/6、日曜日。受験が終わった人も、これからの人も、みんな、おつかれさま。やくしまるも最近、世界に向けて大きな「問い」を出題しました。そう、それは「正しい相対性理論」とは?この問題に答えを出すべく、東京都心に集められた優秀な回答者は、大友良英さん、菊地成孔さん、Corneliusさん、坂本龍一さん、鈴木慶一さん、スチャダラパーさん、Buffalo Daughterさん、Arto Lindsayさん、Fenneszさん、Matthew Herbertさん、たち10組です。彼らには相対性理論の過去のオリジナルアルバムの音素材と、新録のオリジナル音素材をお渡しして、自由に、かつ、正しく、再構築してもらいました。その結果、浮かび上がった回答案と、相対性理論による新曲3曲を混ぜて、今年3月23日に、相対性理論ミュータントアルバム『正しい相対性理論』として世に発表します。「問い」×「答え」+エックス=「ミュータント」=「正しい相対性理論」であるわけなのです。ややこしい。。」

「『正しい相対性理論』はアルバム1枚、およそ70分通しての流れが、とっても気持ち良い作品なので、本当は何も喋らずに、アルバムをまるまる流したいのですが、それは今はまだおあずけ。なので、やくしまるの、一言解説ー。

大友さんは震える周波数。
菊地さんはK-POP。
Corneliusさんはデート。
教授は逢引。
慶一さんはアカデミー賞。
スチャはかっこいい。
Buffalo Daughterは少年のロック。
アートはいかしたひきこもり。
Fenneszは壮大なRPG。
ハーバートは秘密の低音。

です。」


やくしまるえつこさんから、坂本さんにメッセージです。
"先輩、第二ボタンください。。。。っていわれたことありますか?"

「あのー、ないんですけど、僕の記憶違いでなければですね、僕らの頃にはそんな習慣はなかったような気がするんですけど。これどういう意味なんですか、記念にもらうことなんでしょうか、気があるとか……。男子生徒が男子の先輩に言ってもいいんでしょうか。それはないんですね。女子生徒が先輩の男子生徒に言うわけですね。じゃあ、後輩が、卒業していく女子生徒には何をもらってるんですか。何をくださいって言うんですか。決まってないんだったら、それも作りましょうよ。だけど、いまブレザーの所も多くなってきてるでしょう。どうするんだろうね、この風習もなくなっちゃうんですかね。僕、いまこれ聞かれなかったら、あったということすら知らないで人生終わってたかも知れません (笑)」

■commmonsmart
2011年3月23日リリース『正しい相対性理論』なども。
http://www.commmons.com/commmonsmart/


<RADIO ASA-CHANG>

ASA-CHANGから教授にメッセージ。
「……どうもすいませんでした、坂本龍一ファンのみなさま。最後に教授にメッセージを。ずばりこれもう、一個しかありません、教授!またご飯食べ行きましょう。うちの近所の居酒屋行きましょう!ってことです、まいいや (笑)」

「あの、ASA-CHANGが住んでる街の居酒屋に、前に一度、行った事があって、ほんとに街の小さな居酒屋さんなんですけど、おじさんがひとりでやってる、量が多いんですよ。でちょっといま僕、ダイエット中なので、どうしようかな。1年に1回くらいならいいかな。行きましょう、こんどまた!ぜひぜひ。」

■ASA-CHANGのサイトはこちらです。
http://www.asa-chang.com/


<オーディションコーナー新部門「フィールドレコーディング」募集スタート!>

「2011年。今年は、国連が決めた "国際森林年" という年なんですよ。世界中で森林に関したいろいろなことが行われるのですが (僕もmoreTreesなどで関わってくると思いますが) J-WAVEも何かをやろうということですね、森林……と限らなくてもいいですので、オーディション・コーナーの別枠というかたちで 「フィールドレコーディング」 部門っていうのを受付けます。普通のオーディションもやります。部門別で受付けます。音楽らしい音は入れても入れなくてもいいです、ただほんとにフィールドで、気持ちいいな、という音をぜひ投稿して下さい。いろんな自然の環境音などを期待しております」

オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。またコーナーは、全体を世界へ向けてポッドキャスティングでインターネット配信しています。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。

※オーディション応募作品をじっくりと聴けるポッドキャスティングは近々このサイトにUPされます。お楽しみに!

RADIO SAKAMOTOオーディションに御応募頂いたデモ作品にまつわる個人情報の管理、作品の管理は、J-WAVEのプライバシー・ポリシーに準じております。詳細は、こちらを御確認ください。

■スクムトゥス・ヒープ・スペシャルボックス(通称「おひねりグッズ」)を1名様にプレゼント!

RADIO SAKAMOTO からのプレゼントです。
今回は、スクムトゥス・ヒープ・スペシャルボックス(通称「おひねりグッズ」)を1名の方にプレゼントいたします。番組の感想やメッセージも、ぜひお書き添えのうえ、コチラからご応募ください (教授と番組スタッフ一同、楽しみにさせていただいてます)。当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。