RADIO SAKAMOTO


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PROGRAM

ARCHIVE:041031

●念願のアイヌの人たちと接する機会がありました
「近況としては…10月はsonarsound tokyo 2004なんかもあったけど、テレビの旅番組を作っていました。8月に西表に行ってた訳ですけど、それの関連で9月、10月と北海道~東北の旅をしてまして、念願の北海道のアイヌの人たちと接する機会がありまして、とても嬉しかったですね。ただ…やっぱり、それぞれ3日くらい行っても、なんか見たって事にはなんないんで…。この旅の元々のテーマとしては「住みたいところを探す」という事だったんだけど、つぶさに歩いたところで「ここにしよう!」って訳でもないし…恋愛と同じような…、死ぬまで決まんないんじゃ…なんて思いました。それから、11月末に出るアルバムですが、レコーディングも無事終わりマスタリングも終わって…、ジャケットのアートワークもボクがやっているのでお楽しみに!!」
番組ではいち早くそのニュー・アルバムからの音源、そこにも収録される、9月に行なわれたLOUIS VUITONの150周年のイベントの為に作られた「+33」もオンエアしました。

●sonarsound tokyo 2004でゲリラライブ
「HAS(SKETCH SHOW + RYUICHI SAKAMOTO= Human Audio Sponge)のステージではsketch showの2人+小山田圭吾くんが立ったわけなんですが、実は、このライブの前に小山田君のギターとボクのラップトップで、ゲリラ的に路上ライブをやりました…と、思ったんですけど、結果的に人が集まってしまって…ゲリラライブという感じとはちょっと違ったかも。どうだったんだろう。元々の僕のイメージでは、カフェでおもむろにラップトップを開いてチリチリやるような感じで、周囲の数人しか聴こえない…みたいな感じを目指していたんですけど…。それだと音も小さいし、なのであんな感じでPAとかも入ったんですが。…でも良かったですよね、子どもがわーって言ってる声や近くの噴水の音、家族連れも居て、それらがミックスされて、雰囲気出てましたよね。なんかこういう肩の力が抜けたパフォーマンス…今後もやっていきたいと思いますけどねぇ」
HAS 路上ライブ

○カリスマサカモト
坂本龍一を支える各界のカリスマたち。
そんなカリスマをスタジオに招き、彼らの生の声を聞く「カリスマ・サカモト」。
番組からデビューするアーチストのトータル・プロデュースも視野に入れた対談です。
今回は、写真界のカリスマ…TAJJIEMAXこと、田島一成さんをお迎えしました。

●デジタルの波はどこまで来ているのか
教授とTAJJIEMAX
「TAJJIEMAXは、音楽と映像が出会うところで仕事をしている訳だけど…」
「はい」
「音楽の世界はどんどんデジタル化が進んでるけど、写真の方はどうですか」
「写真のパーツ、パーツでいじれて、より精度をあげられるので…」
「そうなんだ」
「仕上げの段階はほとんどデジタルなしでは考えられないですね」
「でも撮る瞬間というか、“光”はアナログですよね」
「そうですね、アナログにしかできない事もあるし」
「シャッターを押す感覚はアナログ」
TAJJIEMAXプロフィール

田島一成
[通称:TAJJIEMAX(タジイマックス)]
エル・ジャポンやフィガロなどファッション雑誌のカバー撮影に始まり、CDジャケットでは、坂本龍一をはじめ、安室奈美恵、ミスター・チルドレン、グレイなど超有名アーチストの作品を手掛ける他、テレビCMやミュージック・ビデオの制作でも、数々の作品のディレクションを行なう。
「寿司とか刺身の感覚に近いかもしれませんね、いい写真が撮れるのは」
「時間の切り取り方っていうかね…あとデジカメで、現場でチェックもできる」
「ファンタジーがないんですよねぇ。見れちゃうというより、見られちゃう…」
「見られちゃう…(笑)」
「撮り終わると、みんな冷静で“取りあえず見てみる?”っていう(笑)」
「客観的になってるんだ、みんな(笑)」
「盛り上がりに欠けるんですよ…」
「漁師がいい魚が穫れた、ウマい酒が飲みたい!みたいな感覚がないんだね」

●「CDジャケット」「アルバム」さまざまな概念が無くなりつつある
「ずいぶんTAJJIEMAXもCDのジャケットを撮ってきたと思うんですけど…」
「そうですねぇ」
「音楽も最近はダウンロードして購入するようになるとジャケットは…」
「無くなる可能性高いですよねぇ(笑)」
「既に無くなりつつありますよねぇ」
「少なくともアーチストの写真は見たいですよね」
「ですよね。だからね、アーチスト写真とCDの顔…ジャケット…」
「ジャケット・デザイン業とかですかね、より危機に瀕しているのは」
「ちょっと考え方が変わってきますよね、アルバムという考え方も過ぎ去ろうとしている」
「アーチストとしては、アルバムで作品を売りたいって気持ちは…?」
「そういう気持ちはあるけど、これからは1曲ごとのジャケットも必要なのかな」
「ジャケ買いってのもありましたからね、ジャケットが良くて買う…っていう」
「ジャケットだけっていうのが多かったけど(笑)」
「そうでしたか」
「その点、写真っていうのは、見る場合、絶対にモノで見る訳だけど」
「同じ写真でも、パソコンのモニターで見るのとプリントアウトでは全然感覚が違う」
「まったく違いますよね」
「なんか紙っていうのは…いいですよね。手に取れる感じが 」

○オーディション・コーナー
●このまま出しても売れるんじゃないか
教授
「オーディション・コーナー、9月、10月の応募作品は、数はそんなに多くなかったものの、なかなか粒ぞろいでしたよ。このまま出してもある程度、売れるんじゃないかなというようなものも2曲くらいあったし…あとオーディション始まって以来の“本人投稿”というモノも届きました。東京で自分の実力がどのくらい通用するのか試したい、RADIO SAKAMOTOでオレを使ってくれ、という。…こんな感じで、とてもいい感触を得ています。この調子でね、おもしろい、あるいは美しい音楽なり作品をどんどん作ってきてほしいんですけど…。今回から1次審査通過者(Websiteに掲載させて頂いてる方)にはステッカー、しりあがり寿さんバージョンもお送りしますので届くのをお楽しみに!あと僕もブっ飛んだオーディション応募者、小山絵里奈さんのプロジェクトも進んでます。もうね、彼女は30曲くらい作っていて、そこから5曲くらい本チャンのトラッキングに入ります」

●番組ステッカーも完成!教授イラスト・バージョンも!!
番組ステッカーを持つ教授
丸形の「しりあがり寿」バージョンは、前回の放送でもお伝えした、漫画家:しりあがり寿さんによる教授のイラストがキュートなステッカー。今回のオンエアより、オーディションの1次審査を通過した方、全員にプレゼントします。更に応募して下さった中から、教授が特に気に入った!という方には、教授イラストによる角形ステッカー「坂本龍一」バージョンをプレゼントします(こっちはかなりレアになりそう!)。