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PROGRAM

ARCHIVE:160103

「あけまして、おめでとうございます。坂本龍一です。みなさん、お元気でしたか。ね、新しい年になってしまいましたけども、一年が経つのがほんとに早くて。えーっとですね、久しぶりに僕は六本木のJ-WAVEのスタジオに来てるんですよね。で、2年ぶりになりますかね、今回は「新春放談」。ジャーナリストの津田大介さんと、SEALDsの奥田愛基くん、ミュージシャンのTOSHI-LOWくんです。」

「年末に「BEHIND THE TRACKS」という写真展が東京で行われました。これは、いま公開中の山田洋次監督の最新作『母と暮せば』の、オリジナル・サウンドトラックの制作現場を追った、ドキュメンタリーの写真展ということになります。これを撮ってくれた写真家はですね、香港のウィン・シャ(WING SHYA)というひとです。今回、僕は初対面だったんですけど、これたまたま、僕の長い付き合いの香港の友人の友人だったんですよ、会ってみたら。それでもう最初から話が弾んでしまって、あっという間に友達になってしまってですね。えー、とても、なんかこう、付き合いやすいひとなんですね、ウィン・シャは。で、僕はスタジオで仕事してたんですけど、彼はそこに居て、ほんとんど話をしてたんですよね、僕は。逆に写真撮ってないから、心配になっちゃって、ほんとに大丈夫かなと思って。ずっとにこにこして話してるだけで、お互いに(笑)。で、最後になって、こういう写真撮れたよっていうのを全部見せてもらったら、これがね、すごくいいんですよね。どう、いつ撮ったのかね、撮られてる方がよく分かんないような、撮り方をするんですよ。不思議なひとでね。心配が一挙に吹き飛んで、とても、むしろ、好きな、いろいろなシチュエーションで写真を撮られることも多いんですけども、僕はかなり好きなカメラマンですね、この人ね。90年代から、香港の映画監督ウォン・カーウァイの映画のスチールなんかも担当しているんですね。で、自分でも映画を何作か、撮ってるんですよ。なかなか才能あると思います。」

■Red Bull Studios Tokyo ‒ Ryuichi Sakamoto Photo Exhibition

http://ryuichisakamoto.redbull.com/

「2020年、東京オリンピック・パラリンピックを前にして、文化都市としての東京、っていうんですかね……を読み解き、可視化してみる。そんなユニークな企画展「東京アートミーティングⅥ "TOKYO"-見えない都市を見せる」が、東京都現代美術館(MOT)で開かれています。80年代当時のYMOの広告ビジュアルやレコード・ジャケット、LIVE映像、当時の衣装なんかも見ることができます。鑑賞チケットを3組6名さまにプレゼントします。詳しくは番組ホームページをチェックしてください。」

■東京都現代美術館『東京アートミーティングⅣ "TOKYO"−見えない都市を見せる』

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/TAM6-tokyo.html

「あとですね、僕が監修したものですけど、2015年も出したんですけども、今月の僕の誕生日……1月17日に「Ryuichi Sakamoto │Year Book 1971-1979」が発売されます。まあ、アーカイブものですね。未発表・未収録のものだったり、まあ、非常にレアな音源、記念すべき音源など。で、この1971年から1979年て、ちょうど僕が20代ですよね。大学生からYMOが始まる年。そして僕の最初のソロアルバムである『千のナイフ』を発表した年、でもあります。その変遷というんですかね、変化というか、そういうものを扱っているんですね。当初は僕は、"教授" ではなく、"アブ" なんていうね、あだ名で呼ばれてたんですよ。懐かしいですけれども。で、その当時の長髪の写真とか、いろいろなチラシとか楽譜とかね、写真や資料も豊富にふんだんに放り込んであります、このYear Book……ぜひ手に取ってほしいんですけども。その中の1曲で、これはね、僕がアレンジャーとしてアレンジしている曲なんですけども。皆さんは多分知らないと思うんすけどねぇ、ピラニア軍団というユニット……があったんですよ。これは当時の売れない役者さんたちの集まりで、ルックスはかなり怖いひとたち。ヤクザ映画なんかの斬られ役、撃たれ役なひとたち。あまり台詞もなかったひとたち……の集まりだったんですね。それをピラニア軍団と称していまして、それで1枚アルバムを作って僕がアレンジしたんですけど、その中でじゃあ「役者稼業」という曲。いかに僕が歌を聴いてないで、勝手にアレンジしてるかという見本みたいなアレンジです。」

「そして、もう37年以上前になるんですね、随分、長くやってきましたよね、僕のデビューアルバム『千のナイフ』が、今月20日にリマスターされて、リリースされることになりました。ハイレゾ音源とアナログ盤も同時に出ますので、ぜひチェックしてみてください。」

■『千のナイフ』2016年リマスタリング盤
http://columbia.jp/artist-info/sakamotoryuichi/COGQ-87.html

■commonsmart
http://commmons.com/index.html

<NO NUKES 2015出演者の皆さんからメッセージが届きました。>

「ACIDMAN ボーカル・ギター大木伸夫です。NO NUKES 2015、非常に盛り上がったんじゃないかなと思っております。どのような気分で参加するべきか、非常に毎年悩むんだけど、今年は敢えて楽しもうと思いました。そして、少しでもいろんなことを考えるきっかけになればなと、思います。シンプルにシンプルに考えて、ひとつの答えが、それぞれの中で芽生えて、それがいつかひとつになれば、と思っております。2016年、今年は……というか、毎年の豊富なんですが、一曲でも多く、自分たちそしていろんなひとが感動できるような楽曲を作る、それに尽きるかなと思います。坂本さん、ほんとに復帰おめでとうございます。我々、以前ね、「風追い人」という楽曲でお世話になりました。またいつか共演できることを楽しみにしております。」

「大木くん、メッセージありがとう。なんか、しゃべりが上手いね。こう、さわやかな感じですね。まあ人間もさわやかですけどもね(笑)。」

「在日ファンクのボーカル、浜野謙太です。(NO NUKES 2015・11月28日の)トップバッターなんで気負っちゃいました(笑)。このイベントに絶対ハマる曲をもう、ガツンとチョイスしてきたんで、絶対的に聴いてもらいたいと思って、1曲目から「♪根にもってまーす」って演った瞬間に、結構みんなリラックスして聴いてたんで(笑)、僕の方がちょっと音楽を学びましたけど。もっとリラックスしてやろうぜみたいな……ね。僕ですね、夜ですね、飲んで帰って、その日はなんか、すごい嫌なことがあって、自分なんて駄目だって傷ついて、もう酔っぱらって、最近節制してるんですけど、もう今日はむかつくから、駅前でめちゃ辛い担々麺を食って、自分にこうマゾ飯を入れてと思って、祖師ヶ谷大蔵の結構有名な担々麺屋さんに入ったんです。そしたら、そこでかかってたラジオで、「僕、すごくファンなんですよ、聴いてください、在日ファンクで爆弾こわい。」って。お客さん、全然知らないんですよ、在日ファンクとか僕とか。いきなり店に入ったら、坂本教授がかけてくれたところに遭遇したっていう、だからちょっと運命なんじゃないかなって思います、今回のことは(笑)。なのでほんと贅沢なことは言わないんで、10分でもお話しさせていただければ、ほんとに今回、誘っていただけたいの、ほんとに嬉しいので、今後の僕らの社会について(笑)、語りたいなあと思って。ぜひともお話しさせていただければ、っていう感じです。」

「すごく良かったですよ、「ちっちゃい」とかね。まあ、その10分話すの、全然贅沢じゃないんで、ゆっくり話しましょうよね、今度ね。機会をもうけて、ぜひぜひ。」

「MONOEYES のボーカル・ギター、細美武士です。まあ、誰もやっぱ原発の事故なんていうのは、過去経験したことがないことだから、こういうイベントをやっていくにしても、お客さんもミュージシャンも手探りではあると思うけど、まあ大事なのは続けていくことだと思うので、続けていくのに必要なことは、やっぱり、参加して何かもって帰れる。強くなれることとか、必要だなと俺は感じていて、せっかくミュージシャンが集まるんだから、NO NUKES どうだった?って聴かれたときの感想が、「いや、めちゃくちゃ楽しかったよ。」って、いうことが入口でいいんじゃないのかなって思ってます。んで、楽しかったNO NUKES……でもNO NUKESってタイトル、なんなんだろう。っていうところから、だんだんとその入口に繋がっていけばいんじゃないのかなと思っていて、こんなにたくさんのバンド……特にHEY-SMITHとかね、若いまだ20代のバンドマンたちが、こういうNO NUKESっていう看板にびびんないで出演してる事は、かっこいいと思うし、頼もしいなと感じています。今年の抱負ですけど(笑)、今年も下向かずに歩いていきたいなと。全力疾走して終わりたいなとこの一年も。思っています。振り返るのは後からでいいので、がむしゃらに突っ走りたいと思っています。龍一さん、ほんとにあの、退院おめでとうございます。やっぱり龍一さんみたいなひとが旗振ってくれないと、なかなかこの規模でこういうことはできないと思うので、いつ何どきでも連絡いただければ、馳せ参じます。」

「ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文です。NO NUKES 2015、両日ともほんとに素晴らしくて、まあ1日目はね、最後にCHABOさんとかTOSHI-LOWさんと斉藤和義さんとセッションすることができて、二日目はもう、まあ、最初ね、坂本さんを迎えて、みんなで「イマジン」をセッションして、で、まさかのダブルアンコールがあって、そこでね……「戦場のメリークリスマス」がね、みんなで無茶振りをして、まさか、ほんとに弾いてくださるとはね、思っていなかったんですけれども。あの、もう、みんな楽屋裏で感動して、ちょっと俺たちもチケット代を払わなきゃいけないんじゃないかぐらいのね、話をしたんですけれども。無茶なフリにも応えてくれる坂本さんの若手に対する愛情に、ほんとにほんとに感謝しています。NO NUKESなんて、なくなってしまえばいいと思うんですけれども、まあ、まだまだしばらくやらなければいけないので、今後ともよろしくお願いします。一歩一歩、いい音楽を作っていけたら、いいなと思っています。とにかく坂本さん、体をね、大切になさってください。健康が第一ですので、ご自愛くださいというのがひとつのメッセージなんですけども、それと、いろいろな場所で我々、若手を叱咤激励してくださると、嬉しく思います。ひとまず、NO NUKES 2015、お疲れさまでした、そして、2016もよろしくお願いします。」

「どうも、こんばんは。NAMBA69の難波章浩です。NO NUKES 2015に出演したんですけども、演ってみて思ったんですけど、みんなすごい、意識をもって来場されてる方がたくさん居たんで、すごくいいイメージ広がってるんじゃないかなと思います。なので、このままイメージがどんどん広がっていけばいいなと思います。NAMBA69は、今年はLIVEを中心にガンガンいきたいと思いますんで、よろしくお願いします。坂本さん、ほんとに復帰できてよかったです、心配してました。これからも元気で、いい音楽を聴かせてください、よろしくお願いします。」


<新春放談>

2年ぶりとなる企画、新春対談。ジャーナリストの津田大介さんと、SEALDsの奥田愛基さん、そしてミュージシャンのTOSHI-LOWさん。ご存知の方も多いと思いますが、SEALDsは "自由で民主的な日本を守ろう" という、大学生を中心とした緊急アクション。奥田さんはその中心メンバーのひとりです。



<デモテープ・オーディション総評>

「今回はU-zhaanと長嶋りかこさんを迎えて、三人でお届けします。お正月ということで、去年の総括にしたいと思うんですね。2015年の優秀作から、さらに優秀作を選びたいと思います。何か景品でもあげるんですか……って古いな(笑)。」ということで、今回は三人が順番に2015年のこのコーナーで印象に残っている音源を順番にオンエアしていきました。"オンエアされないだろうな、っていう類のものが好き" という教授は今回なんと、80年代にNHK-FMでオンエアしていた自身の番組のデモテープ・コーナーの作品をまとめたCD『DEMO TAPE‐1』からも楽曲を紹介しました。

オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。
RADIO SAKAMOTOオーディションに御応募頂いたデモ作品にまつわる個人情報の管理、作品の管理は、J-WAVEのプライバシー・ポリシーに準じております。詳細は、こちらを御確認ください。

■『東京アートミーティングⅣ』ご招待券をペアで3名さまにプレゼント!

RADIO SAKAMOTOからのプレゼントです。
今回は、2月14日(日)まで東京都現代美術館で開催されている企画展『東京アートミーティングⅣ "TOKYO"−見えない都市を見せる』のご招待券をペアで3名さまにプレゼントします。

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/TAM6-tokyo.html

番組の感想やメッセージも、ぜひお書き添えのうえ、コチラからご応募ください(教授と番組スタッフ一同、楽しみにさせていただいてます)。当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。