RADIO SAKAMOTO


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PROGRAM

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「遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今回もニューヨークのビレッジから、まさにアットホームにお送りします。正月からこんな話もアレですが、この年末はジェームス・ブラウンが亡くなったりサダム・フセインの死刑も異例のスピードでした…。以前も話しましたが、ゲーム音楽の依頼を受けまして『聖剣伝説4』のメインテーマを作りました。今回のレコーディングでは、日本でオーボエ・プレイヤーと言えばこの人、と言われる、宮本文昭さんと一緒に演奏しました。日本では年末商戦ではゲームメーカーがしのぎを削っていたようですね、Wiiとかプレステ3とか。ウチはゲーム禁止なのですが、YMOの頃は良くやっていましたね(笑)。」

<ロマンティックなアルバムが完成>
「この2ヶ月、何をしていたかと言うと、11月は日本に居ましたね。カールステン(・ニコライ)とツアーも終わって、ナムジュン・パイクさんの追悼イベントみたいのがあったり。その後は、基本的にニューヨークでずっと映画音楽の作業をしてるんですけど…明日からトロントに行ってオーケストラの録音だったり…と、実は年末年始もなく、まるで受験生のようにやっています。嬉しい事としては、クリスチャン・フェネスとのコラボレーションがいよいよ出来まして。既に2人とも音楽は出来てたんですが、マスタリングや曲のタイトルを決めていなかった(笑)。ここに来てガガガッとね…ネット経由でやりまして、今年の春ぐらいにリリースになります。アルバム・タイトルがフランス語で「灰」という意味の『Cendre』。そんなに深い意味はなくて、2人で気になる言葉や好きな言葉えを出していってね。他の曲のタイトルもシンプルで響きのいいものを選んでいます。日本語のタイトルもあります。番組でオンエアしたのは、アルバムの1曲目。タイトルはそのまま「音」…「OTO(SOUND)」ですね。一言でいうととても“ロマンティック”なアルバム。とても気に入っています。」

<オーディション総評>

Isetan Boy / 松本奈美江さんのイラスト
(クリックで拡大)
「今回もいろいろな音楽作品、本、小説1、詩1、映像作品2、映画1、刺繍作品1…コスタリカからの応募もありました。ピアノとバスクラリネットのハーモニーが奇麗な作品や、夫婦でエレクトロニカをやってるグループ、現代音楽を無理矢理ポップスにした…みたいな作品。あとフィールド・レコーディングを使った作品が2つあったり、ポップで可愛らしい作品が多かったのは何でしょうか…時代の気分の一端を表しているのかな。2007年、未知の可能性を思わせるようなラインナップだったんじゃないでしょうか。あとコレね…音楽作品に付いてたイラストがすごく可愛かったので、掲載しておきます(笑)。」

オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。またコーナーは、全体を世界へ向けてポッドキャスティングでインターネット配信しています。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。

※オーディション応募作品をじっくりと聴けるポッドキャスティングは近々このサイトにUPされます。お楽しみに!

RADIO SAKAMOTOオーディションに御応募頂いたデモ作品にまつわる個人情報の管理、作品の管理は、J-WAVEのプライバシー・ポリシーに準じております。詳細は、こちらを御確認ください。

<番組からデビューするアーチストたち>
「最近ではインターネットに、自分で曲を作って自分で載っけて…っていうことが出来るわけで、MySpaceなんかもありますし、何をもって「デビュー」か分からなくなってきていますが(笑)名のあるレコード会社からCDという形で出るというのが、一応、デビューと。この形態がいつまで続くか分かりませんけど(笑)RADIO SAKAMOTOのオーディションから「デビュー」することになったアーチストたちから、メッセージが届いたので紹介しましょう。」

コトリンゴ
昨年の11月29日に「こんにちは またあした」というシングルでデビュー。2月28日にはニュー・シングルをリリース予定。第1回ロハスクラシック・コンサート2006にも出演。
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「いまは、この番組でも昨年の3月に紹介して頂いた「にちよ待ち」の別バージョンをレコーディングしています。ずっと弦を入れてみたかった曲で、今回、弦を取り入れるのは初めてだったので、坂本さんに怒られつつやっています。何とかなりそうでとても楽しみです(笑)。これからはピアノも歌も、あとコンピュータの打ち込みですとかも、もうちょっとマスターして面白い作品を作っていけたらと、ちょっと激しい感じの作品も付くっていけたたいいなと思っています」

「えっとね…そんなに怒ってないと思うんですけど僕。初めて書いたにしちゃ、なかなかのものでしたけどね。で、先日、録音しまして、ニューヨーク在住のラテン系のカルテットに演奏してもらいました。全員がジュリアード音楽院を出ていて、さすがラテン系だけあってですね、リズムがメチャクチャいいんですね。ビックリしました。とても良い音に仕上がってコトリンゴも幸せだと思います」


小山絵里奈
2004年2月オンエア「RADIO SAKAMOTO」オーディション・コーナーで紹介。デモテープを聞いた瞬間、教授の口から「君はデビューだ」という言葉が飛び出し、すぐさまレコーディング・楽曲制作に入る。1月24日にデビュー・ミニ・アルバム『音里(インリ)』をリリース。
「私はいつも本当のことが知りたい、本物に出会いたいと思っていて、それは音楽だったり、映画、友だちのことば…だったりするんですけど、でも、その本音を聞いたときに「あーもう、そんな事、聞かなきゃ良かった!」ってすごいショックを受けることがあると思うんですけど、そのショックを受けたことによって起こる変化がすごく大事だと思っていて、だから、そういう変化させる力に満ちた音楽を奏でていきたいと思っています」

「デビューが決まってから、随分と時間が経ってしましましたが。コトリンゴとは対照的なタイプというか、妥協しないというか、ものすごくアーチスティックに自分を突き詰めていく人じゃないかと思います。声をかけさせてもらってから、彼女も膨大な曲を書いて、僕も正直に意見を言わせてもらって…こうやって完成したのは、感慨無量ですね。本人はもっとそうでしょうけど。コトリンゴも小山さんもそうですけど、音作りも音楽の重要な一部だし、明確な意志があって、本人も気にしているようですけど、妥協しないで突き詰めていってください」


Bajune Tobeta
番組オーディション常連としてだけでなく、J-WAVEのステーション・ジングルをはじめ、他アーチストへの楽曲提供、コンポーザー/アレンジャー/リミキサーとして多方面で活躍中。番組の第一弾コンピレーションCD『DOCUMENTO -RADIO SAKAMOTO-』にも収録されている。
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「楽器はキーボードが主体です。小さい頃にピアノを習っていたのと、父親がラテン系のバンドを組んでいたので、そこからの影響も強く受けています。今年リリース予定の僕のフル・アルバムがあるんですが、制作の中で一番最初に出来上がった曲の中で、ありがたく光栄にも坂本教授にピアノを弾いていただきました。とても大事な曲になりました。これからはポップスだけでなく、映画音楽とか舞踏、オペラなど、現代音楽も手がけていければと思います」

「彼が最初にオーディションに応募してきたのは、ボサノヴァの作品でしたが、クオリティが高くて、とても印象深く覚えています。最近ではディスプレイの…BRAVIA(ブラビア)のCMの曲なんかも手がけているんですよね。で、今回のバジュンくんのアルバムに入る曲…「Asian Flower」で、僕がピアノを弾いています」


<番組からプレゼント>
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『不都合な真実』
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