RADIO SAKAMOTO


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PROGRAM

ARCHIVE:080302


<「koko」 - - - 久しぶりのシングルです>

koko
坂本龍一
「昨年末からの年賀ハガキのCMでは、最初の14〜15秒くらいしか聴けなかったので、全体はこういう曲だということでね。まぁ、再生紙・古紙問題でケチがついてしまいましたが、ちょっと関わったものとしても紊得がいかないんですけども。困りますね、ああいう偽装っていうのもね…。この「koko」の為には、プロモーションビデオも撮影しまして、TAJIMAX(田島一成)がカメラで、信藤三雄さん、といういつものコンビでね…なかなかおもしろかったです。テクニックという程じゃないんですが、アナログな手法を使っていて、割とキレイな感じでまとまってます。ぜひ見てください。」

「最近はねぇ、ほんとにいろいろ毎日のように違う事やってるんですけどね。中でも大きなものとしては、イラン出身(現在はニューヨーク在住)のシリン・ネシャット。才能があって前からとても好きなんですけど、彼女の初の劇場用映画の音楽を制作しています。その他にも、“LIFE - fluid, invisible, inaudible...”…ICC(NTT インターコミュニケーション・センター)とYCAM(山口情報芸術センター)でやりました、あのインスタレーションのDVDをね、高谷史郎さんと制作中ということで。これもモノが大きいだけに大変なんですが…」

まだまだ秘密のプロジェクトも進行中ということでしたが、番組では、制作中の『LIFE - fluid, invisible, inaudible...』の、DVD用音源を少しだけお届けしました。

■「あなたの『koko』コンテスト」開催!
commmonsサイト上では、「koko」リリースを記念したコンテストを開催。「koko」を試聴して、あなたのオリジナル・カバー・バージョン「koko」を作り、演奏シーンを撮影、そのmovie fileを送る、という形でのエントリー。譜面などは特に用意されておらず、あなたが聴き取ったメロディー&和音で制作してください、というもの。教授自らグランプリを選出、commmons特製エコバッグと坂本龍一サイン入りCDが贈呈されるとのこと。詳しくはcommmonsのサイトをご覧下さい。

■commmonsのサイトはコチラから

<「DVD」 - - - 記録に残しておこう、とね>

HAS/YMO
HASYMO


PLAYING THE PIANO/05
坂本龍一


細野晴臣と地球の仲間たち〜空飛ぶ円盤飛来60周年・夏の音楽祭〜
細野晴臣トリビュート・アルバム
「3月12日にリリースされるHASYMOのDVD『HAS/YMO』ですね。ご存知のように昨年5月にパシフィコ横浜で開催されたチャリティ・コンサートの模様ですね、を撮ったものですけど。3人ともこの年になっても忙しくしているので、また今度いつ集まれるかわからないんですよ。ましてコンサートを集まってやるなんて。ということでこうやって記録に残しておこうという事で、ですね。特典映像には、リリー・フランキーさんや篠山紀信さんなんかも登場しています。」

「それで、実は3週連続でライブDVDの発売になるんですよ。3月19日には、ぼく坂本龍一の“PLAYING THE PIANO/05”。2005年にやったピアノ・ソロのツアーのライブですね、これも出ます。さっきのHASYMOとは打って変わって、ひとりでやってるので淡々としていますが、演っている方は“静かな嵐”とでも言いますかね…大変だった訳なんですけども。3月26日にはね、『細野晴臣と地球の仲間たち〜空飛ぶ円盤飛来60周年・夏の音楽祭〜』細野さんのトリビュート・ライブのDVDも出ます。スゴイですね。そして今後出てくるのは、『LIFE - fii』のDVD。これはライブといよりかは、このDVD自体が新たなインスタレーションになっているというかね。そういうものとしても、聴いて体験できるようにしようと思っています。」

<オーディション総評>
「今回もたくさんの応募ありがとうございました。音楽作品約70本、写真集1、絵画1、映像作品2、詩集1などなど。えっと、エレクトロニカっていうジャンルは、とても個人的な感じに、ま…ちょっとダークなというか、自分の中に籠った感じになりがちなんでしょうかね。…悪い意味ではなくてね、おもしろいな、興味深いな、というね。intimate な印象を受けますね。そう感じるのは私だけでしょうか。普段なかなか聴かないようなジャンルの応募もたくさんあって、全体の圧力というかエネルギーのある作品が多くて、とても元気づけられるなぁと感じました。いつも聴いてたらアレですけどね。」

「以前にもお伝えしましたが、このradio sakamotoオーディションの卒業生、小山絵里奈さんが彼女のWEBSITEで、新曲のデモ音源を毎週1曲ずつ公開していまして。『GROWING DROPS』という企画で、公開したデモ音源に対して皆さんに意見を頂いて、楽曲を変えていくと言うか、育てていく…。言ってみれば、皆さんがレコード会社のディレクターであり、A&Rだということです。ぜひね、覗いてみてあげてください。今回の番組でオンエアしたものは、曲名も募集中だそうですよ」

■小山絵里奈さんオフィシャル・サイトはコチラ

オーディション・コーナーで紹介した作品はこのサイトでも試聴できます。またコーナーは、全体を世界へ向けてポッドキャスティングでインターネット配信しています。すでに著作権管理団体に登録している作品の応募は受け付けられませんので、オーディションに応募される方はご注意下さい。

※オーディション応募作品をじっくりと聴けるポッドキャスティングは近々このサイトにUPされます。お楽しみに!

RADIO SAKAMOTOオーディションに御応募頂いたデモ作品にまつわる個人情報の管理、作品の管理は、J-WAVEのプライバシー・ポリシーに準じております。詳細は、こちらを御確認ください。

<日本初のカーボンオフセットCD〜この番組も!?>
「実はですね、シングル「koko」は、日本初の日本初のカーボンオフセットCDになるんですよ。簡単に言うと、そのCDを作るにあたっての生産・流通・販売・レコーディング…そういう過程によって排出されるCO2(=1枚あたり合計3kgが出てくるそうです)を、僕たちが作った、高知県梼原(ゆすはら)町、四万十川の源流ですね…にある「more treesの森」で吸収する、その森が吸収するCO2によって相殺(オフセット)する、ということにします。僕たち作る側と、購入していただく皆さんと、半々で負担すると。初の試みなので、今後もっといいやり方があるかもしれませんが、いろいろと試していきたいと思います。」

「ちなみにRADIO SAKAMOTOもですね、この番組の制作、それから送出することで排出されるCO2を算出しまして、“カーボンオフセット番組”にすることにしました!次回の番組から正式に、カーボンオフセット番組にできる予定です。この2時間は、ゼロエミッションの…CO2ゼロの番組になる、という訳ですねぇ。今後、こういうことがどんどん普及していくといいなぁと思っています。」

[ more treesとは… ]
HASYMOの3人と桑原茂一、中沢新一が発起人になって生まれたプロジェクト。事務局長の水谷伸吉さん(教授曰く「前の会社では、インドネシア南部で椊林事業などを行ってきたとても素晴らしい青年」だそうです)にお話を伺いました。

事務局長:水谷伸吉さんのお話
「このプロジェクトは、大きく4つのカテゴリーに分けています。日本国内、熱帯林、砂漠の緑化、マングローブです。この中でまず始まっているプロジェクトは、日本国内で森林整備をしようということです。我々 more trees は、国内では椊林をするので はなくて、人工林で荒れてしまった部分を間伐・間引くことで、健全な森にしようとしています。その間引いた木材(=間伐材と呼びます)を、皆さんの身近なところで有効活用してもらおうとしています。今後は海外でも活動しますが、国内外で豊かな森が増えることで、二酸化炭素を吸ってもらえる健全な森にしていこう、と同時に、森が持つ生物多様性、緑のダムの機能などにも着目していただこうと、そのような活動をしています。」

■commmonsオリジナル“グリーン・スティック”をプレゼント!
グリーン・スティックとは、一見マッチのようなものですが、先端には様々な花の種がついており、そのまま植えると植物が生えてくるというものです。
このパッケージにcommmonsデザインを施したスペシャル・バージョンを5名さまにプレゼント致します!
ご応募は、番組のご感想、ご意見などもお書き添えのうえ、こちらから。
当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。